最終章:夢を追い続けて
第59話「ここから始めよう」
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るものやと思ってな。」
「...わかってる。」
待ち時間など、合間合間の時間にできるこの特訓は、新鮮で面白い。
だけど、これを含めて様々なものを吸収しないと桜さんには勝てない。
「さて、秋十さんは桜さんを超えるために色々するみたいやし、微力ながら私も協力しようか。」
「それは助かるが...一体、どうやって?」
はやてが手合わせの相手をするとは思えないし...。
「私が協力するのはさっきもゆうた通り頭脳分野や。...秋十さんには、これからありとあらゆる局面を想定して動いてもらうわ。頭で覚えるんやのうて、体で覚える形やな。その方が秋十さんに合ってるやろ?」
「...まぁ、そうだが。」
「シャルロットさんも付きおうてな。全体的に器用にこなせるっちゅーのは、秋十さんと似たような特訓で磨けるものやし。」
そういって、もう一度チェスの駒を並べるはやて。
...なるほど。チェスを使って経験を積ませる。
それがはやてがサポートする部分か。
「まだシグナム達も時間かかるみたいやし、もう何戦かしよか?」
「...受けよう。何事も経験だしな。」
まだまだ惨敗以外の結果を残せていないが、これが桜さんを超える事に繋がるのであれば、やらない手はない。
「さて...じゃあ、次はこれや。」
「主、ただいま戻りました。」
「おー、お疲れやー。」
しばらくして、シグナム達が戻ってきた。
ちなみに、俺達はと言うと...。
「うーん...。」
「あはは...頭使いすぎて少し痛いや。」
結局一度もノルマ達成できず、頭を抱えていた。
シャルの言う通り、頭を使いすぎて少し頭痛がする...。
「げっ...はやてのこれやってたのか...なんつーか、ご愁傷様だな...。」
「...なぁ、これって一般的に見たらどれぐらいのものなんだ?」
八神家で三番目に小さいヴィータがチェスを見てそう言ったので、ちょっと気になってはやてに尋ねてみる。
ちなみに、二番目と末っ子は今はドイツの学校に行っているらしい。
もしかしたらラウラと会う事も...って、軍人だしさすがに無理か。
「んー...なんでこないな事やってんのや?って思うぐらいかなぁ?」
「それは...なかなかだな...。」
ヴィータがチェスの配置をしばらく見た後、“?ー”とか言いながら逃げるように離れていった。...まぁ、見ても良く分からないからな。
「さて、皆も戻ってきた事やし、ここいらでチェスはやめにしよか。」
「...ああ。そうするよ...。」
「うーん、甘いものが食べたいや。」
頭を使いすぎたからか、糖分を欲している。
シグ
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