第六千六百十三話 地中海では
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第六千六百十三話 地中海では
古代のギリシアの人達は地中海を中心として生活をしていました、それでシチリア島のことも知っていました。
それである程度ですがシチリア島のことも知っていたのです。
「一番大きな島だな」
「そうだな、海の中ではな」
地中海が海でした、黒海も知っていたにしても。
「あの島が一番大きい」
「人も結構暮らせそうだな」
「かなり果てにあるが」
「あの島は結構色々なものがありそうだ」
「巨人がいるかも知れないけれどな」
まだこのことを思うのでした、そしてシチリアの周りのことも話題になっていました。
「あの島の南にも街が出来たぞ」
「フェニキア人の植民都市だな」
「カルタゴというらしいぞ」
「ローマという街も半島の北に出来たらしい」
「あの辺りも人が増えていっているな」
「そうだな」
こうしたことをお話していました。
当時のギリシアの人達ではこうした感覚でした、まさかシチリア島が後々極めて重要な島になるとは思っていませんでした。
第六千六百十三話 完
2017・10・17
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