ペルソナ3
1851話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
意思で来た訳じゃなくて、何らかの意思で飛ばされたというのはちょっと違うが。
「じゃあ、私はいつまで……どれくらい戦えば、アクセルの足手纏いにならないの?」
「あー……そうだな。正直なところ、今のゆかりはこの世界の基準……そして桐条達ペルソナ使いの面々と比べれば、恐らく最強に近い。それは保証する」
俺の助けも多少はあったが、実質殆どゆかり個人の力で16階まで到着したのだ。
また、現在最上階――敵が出てくる階という意味で――の15階でレベル上げを行っているのもあって、ペルソナを使った戦闘という一点においては、ゆかりは何年も前から影時間に関わってきている桐条や真田と戦っても勝つのは間違いないだろう。
勿論、それはあくまでもペルソナを使った戦闘に限定した話であり、それこそペルソナなしで生身の戦いとなれば、ボクシングをやっている真田は勿論、フェンシングをやっている桐条と戦っても勝ち目は薄いが。
「でも……それでも、アクセルがあの死神と戦う時には足手纏いにしかならないわ」
「それは否定しない」
ビクリ、と。
俺が言い切ると一瞬ゆかりの身体が反応する。
そんなゆかりが俺に向かって何かを言うよりも前に、俺は再び口を開く。
「けど、それは今だけだ。このままタルタロスでシャドウとの戦闘を経験していけば、そのうち俺と肩を並べて戦う事が出来るようになると思う。少なくても、お前にはそれだけの才能が眠っていると思っているよ」
「アクセル……うん」
俺の言葉に、ゆかりは小さく、それでいて嬉しそうな笑みを浮かべながら頷くのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ