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転生とらぶる
ペルソナ3
1851話
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能力がある人間というの事態が希少な存在である以上、研究対象として呼んでもおかしくはないのだが。

「……彼、全てを知った上で、自分から協力してるのかな? それとも桐条先輩達にいいように丸め込まれているとか?」
「どうだろうな。有里は泰然自若な感じだったし、そう考えれば自分から影時間に関わっていてもおかしくはないと思うけどな。どうしても気になるなら、自分で聞いてみればいいんじゃないか? もし桐条達のパーティに入るのなら、当然俺達にも紹介されるだろうし」
「それは……うーん、そうかも。分かった。聞いてみる」

 俺の言葉に、ゆかりは頷く。
 どうやら妙な暴走はしないで済んだらしい。
 元々ゆかりは桐条に……正確には桐条グループに思うところがある以上、下手に暴走すると厄介なんだよな。
 もっとも、実際に有里を半ば強引に自分達の仲間に引き入れる……といった真似をした場合、間違いなく爆発するだろうが。
 出来れば桐条達には有里に真摯な対応をして欲しいところだ。
 桐条はともかく、真田辺りは半ば強引に引っ張り込もうとかしそうな気がするんだよな。
 幾月は……どうなんだろうな。
 人当たりはいいから、その辺は心配しなくてもいいようが気がしないでもない。
 だが、生理的に合わないせいか、俺から見ればどうにもいまいち好きになれないタイプだ。
 だが、その生理的に合わないというのが、単純に性格が合わないだけなのか、それとも幾月が何か妙な事を考えているのか……その辺りが微妙だ。
 こっちとしては、出来れば生理的に合わないだけ……ってのが希望なんだが。

「じゃあ、今日の影時間には桐条達に会いに行ってみるか?」
「うーん……有里くん、今日転入してきたばかりでしょ? だとしたら、まだ忙しいんじゃない?」
「どうだろうな。その辺は向こうに聞いてみた方がいいかもしれないが……なら、今日はタルタロスに行くか」
「それは……でも、昨日死神が出たでしょ? 2日続けて現れるとは思わないけど、もしかしたらと思うし」
「それは否定しないが、一応昨日は死神が逃げたんだから、勝敗で言えば俺の勝利なんだけどな」

 そう言うも、ゆかりの表情は晴れない。
 実際に直接死神の力を間近で見ているだけに、俺の言葉を完全に信じられないのだろう。
 実際には左肩を切断させたのだから、間違いなくこっちが有利だったのだが。
 ただ……純粋な魔力による爆発、それも巨大な爆発のメギドラオンだったか? あの魔法が厄介なんだよな。
 あの威力は、それこそ俺の魔法障壁も突破するのに十分な威力を持っている筈だ。
 ……片腕を失ったのに、それでもあの魔法を使えるというのは、死神の強さだよな。
 というか。ネギま世界の魔法と違って詠唱せずに魔法名を口にするだけで発動出来るという
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