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少年は魔人になるようです
第115話 少年達は予想外のようです
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ト・ガーネット!ものみな 焼き尽くす 浄化の炎!

破壊の王に して 再生の 微よ!我が手に宿りて 敵を喰らえ!『紅き焔(フラグランティア・ルビカンス)』"!!」
ゴゥウォオオ!!

そこに犬っ娘:コレットが爆炎を放つ――って、成程、粉塵爆発k
ズドォオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォッォオ!!!!!
「うおぉ、強烈!」


込められた魔力からして、全力。ただの学生だと思っていたが、成程。

中級魔法が工夫で戦略魔法級の威力を叩き出す。これこそが俺が望んだ形の合体攻撃だ。

それとは別に、繋がっている。後は―――


「お前らだけだ。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

Side ネギ

燃える天空(ウーラニア・フロゴーシス)』を超える威力の爆発の中を、上空から突き進む。

『風花旋風風牢壁』を上手くコントロールしてくれているお陰で、今なら全部ぶつけられる!


「"ラス・テル・マ・スキル・マギステル!契約に従い我に従え 高殿の王 来たれ巨神を

滅ぼす 燃ゆる立つ雷霆!百重千重と重なりて 走れよ稲妻!!"」


普段は早さを優先して詠唱破棄か高速詠唱する所を、威力を優先して、詠唱する。

凄く変な気分だ。威力が高まるのが分かるのに、消費される魔力は寧ろいつもより少ない。

威力を上げても意味が無いのは分かってる。けれど、本気でぶつからずにいられない!!


「『千の雷(キーリプル・アストラペー)』ッッッ!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

雷が降り注ぎ、跳ね返ったものや外れたものは渦巻く風に乗って、縦横無尽に襲う。

でも、まだ障壁は割れない。だから、あの技で!


「ベアトリクスさん、収束!」

「えっ!?は、はい!」
キュゴッ!

いつか愁磨さんが使い、僕が時間をかけて真似した『雷迎』。それが一瞬で出来る!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッッッ!!
「おわっ!?」
バリィィィィ――――ン!
「割れた……!!」


雷が弾ける音の中でも響く甲高い音。それと同時に、割れるのが分かっていた様に飛び出して

いたオオトリの明日菜さんが、守りの無くなった愁磨さんへ斬りかかる。


「ハァッッ!!」


教えを守ったコンパクトで鋭い一撃は、その師匠の体に袈裟懸けに見事に吸い込まれ―――


「………え
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