第一章
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に言った。
「何かこうして一緒にいるだけでね」
「どうかしたの?」
「いや、凄く嬉しいんだよね」
顔を赤らめさせて俯いての言葉を出した。
「君と一緒にいられて」
「何か大袈裟ね」
「大袈裟かな」
「そう思うけれど。だって私達ってね」
「普通に付き合ってるだけだっていうんだよね」
「普通の高校生のね」
カップルだというのだ。
「それだけじゃない」
「いや、けれどさ」
彼女を見る。その向こうには白い陽射しを反射させて青い中に銀色のものも輝かせている海がある。その海を見ていると夏を感じずにいられない。
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