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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0190話『黒潮と現在の低練度の者達』
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一番多いのはどういう事なんや……んー?」
「そ、それはだな……」

それでしどろもどろしだす司令はんを見ているのもまぁ楽しいんやけど、実際の所も聞いておきたいのもうちの本音の所やね。

「それは、まだ一人も改二が来ないからそれなら優先順位を付けてしまっていてな。改二が来そうな比較的優位な子達を先に先にという考えがあったんだ。後回しにしていたのは本当だからすまなかった」
「まぁそうやろうとは思っていたけど……確かにそうやろうね。それに司令はんはうちら陽炎型の誰かに改二が来そうな情報が来るものならすぐに上げてくれるんやろ……?」
「当然だ。改二というのはまだ改二が来ていないみんなの憧れだから、出来る限りはすぐに叶えてやりたいとは常々思っているからな」
「それならええんや。うちもええ感じに演習で頑張るさかい。期待しておいてな」
「ああ」

それで笑みを浮かべあううちと司令はん。
ところで、

「ちなみに今のところ駆逐艦はあと型ごとに何人残っておるんや?」
「ああ。吹雪型が深雪と浦波の二人。初春型が子日だけ。綾波型が朧以外に最近入ってきた狭霧と天霧の合わせて三人。神風型が旗風。夕雲型が、早霜、巻雲、高波、夕雲、風雲、沖波、藤波の合わせて七人。そして最後に陽炎型が舞風、黒潮、秋雲、時津風、浦風、浜風、谷風、初風、親潮の合わせて九人。全員合わせてあと残りは23人だな」
「まだまだ結構おるなー……」
「そうだな。できれば来年になる前までには全員をいい練度にしておきたいのが私の考えているところだ」
「そこら辺は司令はんの頑張り次第やね。司令はんって通常でのレベリングはめんどくさがりなところがあるからなー」
「まぁそこら辺は私も気にしてはいるんだけどな」
「せっかく備蓄はいい感じにしているんやからランカーを目指していないんならパァーッと上げてもうてもええと思うんやけどな」

うちはそれでオーバーリアクションで両手を上げてみる。
それに司令はんは苦笑いを浮かべながらも、

「そうしたのは山々だけどなかなか他の事にも手を回さないといけないからそれが思い切ってできないのが辛いところなんだよな」
「ま、そううまく事が運ばないのは仕方がない事やけどなー」
「ああ、ままならないものだな」
「そやねー」
「「はぁー……」」

それでうちと司令はんでため息をつく。
と、そこに榛名さんが表に出てきた。
どうしたんやろうか……?

《あの、黒潮さんも提督もそんなに落ち込まないでください。私もこの通り手伝えませんが応援はできますので》

それでフレーフレー……と小さい声で恥ずかしがりながら言っている榛名さん。
うん、可愛ええなぁ〜。癒されるわー。

「うん。少し元気が出てきたかな。ありがとう榛名」
《いえ……》


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