暁 〜小説投稿サイト〜
青いネコ型ロボットとか妖怪とかが居る平和な世界でのんびりしていたらヤンヤンな駆逐艦娘たちに襲われたお話
プロローグ後編〜途切れることのない無数の紅い糸〜
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・・」


知らない方がいい、それに所詮夢だ。


「夢って・・・お前あれだけ大声が出たら、誰だって心配するぞ」


ホントにただの夢だ。気にするな。



学校を出ようとすると。今度は別のグループが俺に話しかけてきた。


「良善」


・・・おっ、ケータたちじゃねえか



俺とものび太たちとも違うクラスの奴らだ。


前から天野ケータにゲームではもう一人の主人公、
木霊(こだま)フミカ、その友人たちのクマとカンジだ。



この世界ではドラえもんだけでなく、当時有名だった妖怪ウォッチ、その他にも様々な漫画の登場人物が住んでいる世界だった。



「すごい声が聞こえけど何があったの」


夢だと大雑把に説明するとケータたちものび太たち同様心配をしてきた。



「夢であんなに大きな声がでるの?」


それぐらいの夢だったんだよ、けど今はもう大丈夫だ、じゃあな。



俺はそのままケータたちを残し、学校を出ていった。





下校中この世界の自分の誕生を思いだす。



気がつけば赤ちゃんになっていた。


そのあとに俺は思った。

あぁ・・・俺一度死んだんだなっと。



そこからは前世とは違い、恵まれた親に育てられ、のび太たちと出会い、小学校に入学したときにケータたちと出会い。

生まれた頃から妖怪が見えていた俺はケータが出会う前に地縛霊であるジバニャンとも出会い。


そしてなにも囚われることのない、平穏な生活を送れていた。





家に帰ったらただいまという。

しかし誰も返事はしない。



両親は2人とも仕事で海外に出ており常に不在、兄弟もおらず俺は一軒家で常に1人で暮らしている。


不満はなかった。仕送りはしてくれるし、料理も自分で作れる。


それに俺は今の両親は好きだった。


会う機会が少なくとも、自分を本当に大切にしてくれる存在。


俺はとことん恵まれていた。


前世でとてつもない人生を送ってきたからなのか。


俺は今、すごく楽しく人生を送れていた。




















無数の見えない、



紅い糸が今だに繋がっているのを全く知らずに。
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