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青いネコ型ロボットとか妖怪とかが居る平和な世界でのんびりしていたらヤンヤンな駆逐艦娘たちに襲われたお話
プロローグ後編〜途切れることのない無数の紅い糸〜
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俺はまた、取り返しのつかない、償いのしようのない大きな罪を造ってしまった。



そんな感傷につかっていたそのとき、










キャアァァァァァァァァァァッッ!!!






俺の部屋から悲鳴が鳴り響く。



俺が出ていったと勘違いをした艦娘の叫び声だ。



俺はすぐに部屋に駆けつける。


しかし既に俺を探しにいったのか誰もいなかった。



まさか俺を探すためにここを出ようとしているのか!?



とっさに考えたことに身体が勝手に反応したのか、

すぐに正門に駆けつける。


しかしそこには誰もおらず、門も開いた様子もない。



もしやみんなを起こしに行ったのでは。



すぐに止めるよう、駆けつけようとしたが




遅かったようだ。




「提督!!!」



沢山の艦娘たちが俺を探しに来たようだ。



「ま、ま・・・さか・・・もう・・・!?」



どうやら本当にここを出ていこうと勘違いをしている。



違うんだとすぐに誤解を解こうとする。





が、突然後ろから掴まれる。




さっきまで誰もいなかった後ろに驚きを隠せず、俺は首だけを動かして振り向く。




時雨と響だ。



時雨は五月雨の、響は電の姉だ。



「ダメだよ兄さん、ここを出ていくなんて、そんなのみんなが許さないよ」



時雨はそう言う。


彼女には満面の笑顔が出来ているが、

目は完全にドス黒く濁りきっていた。



どんどんと俺を掴む力が強くなっていく。


そのとき響が口を開く。



「嫌だ、兄さんがここを出ていくなんて、そんなの絶対に嫌だ!!!」



普段の響からは思えないほどの叫びを受ける。



俺を掴む力がどんどん強くなっていくなか、身体が酸素の吸収をできなくなっている。



なんとか離そうとするが、いつもより遥かに強い力に耐えきれず。





俺は再び気を失った。














それからだった、

本格的に俺の自由が消えたのは。



いつの間にか俺の部屋に居たと思ったら窓に鉄格子がつけられていたり、


俺の身体には壁に鎖のついた手錠がついていたり


まともにも動くことすら出来なかった。



無理やり外そうとすれば、



艦娘たちに止められた



抱きついて来たり、


馬乗りになって腕を押さえつけられたり、


一番怖か
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