81墓場に送られた祐一くんの代わりに、デッキから攻撃力1500のモンスターを召喚できる
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「それでは続きましてキャンドルサービスです、皆様お席に戻って頂き、新郎新婦がローソクを点火してご挨拶に回ります」
「ひいいっ」
祐一への苦難は続いていた。現在火炎系の術者は、月宮のデッカイ少女と香里、佐祐理も短時間だが怒りの魔物が入っていたので少々。
もし香里さんがいらっしゃっていれば、火の海にされていた地獄披露宴。
鳳翼天翔で祭具殿や本殿を焼いて、惰弱な妹を助けたつもりにでもなって、名雪と暗黒聖闘士を率いて、祐一を強奪。
舞お姉さまの結婚式まで妨害する、佐祐理の両刀のガチ恋敵が来ていれば、フェニックスとアテナの決戦とか、水瓶座の舞と栞の師弟?対決とか(栞がヤラれてク〜ンクゥ〜ン、ヒーヒー言わされました)、サンクチュアリ入り口で邪武とか激とかの聖闘士と、倉田家庶子とかゴーストセイントとの対決まで行われる所だった。
妹と同じで舞お姉様が香里の上下の口を塞いで『私の子供を産んで欲しいの』の最終奥義を出さなければ、倉田神社とか祭具殿焼失の大惨事になる。
『さあ、行きますよ、一弥』
今回も地獄への特急券を購入してくださった佐祐理お姉ちゃん。
「モウユルシテ、ユルシテ」
何かの生命エネルギーを、先程のケーキ入刀で使い切ってしまった祐一きゅんは、新郎でイザナギのはずなのだが、心労と心臓膿漏で倒れそうなところを引き摺られ、元気が満タンでツヤツヤのお姉ちゃんズがテーブルを回ってキャンドルサービス。
術を使いすぎて血の気が無くなり、寿命が減るはずの佐祐理は、充電器で一弥や弟妹用の種牡を手に入れて、その上男装している舞まで手に入れたので鼻血出るぐらい漲りまくり。
約束の少年と佐祐理を手に入れた忌み子川澄舞も、今宵も斬鉄剣の切れ味が違うようで、手負いでも瀕死でも無い5体の魔物が集結しちゃってるので、今までの古傷も治りきってパワー全開。
引き回されている祐一きゅんは、ヤンキーたちの車で首にロープ掛けられたまま引き摺られて峠越えもさせられ、西部の掟で広場に連れて行かれて高い所に吊るされたぐらい消耗していた。
(もうカンベンして下さい)
父兄が参観しているテーブルでは、親分さんの刺すような目付きが気になったぐらいで問題は起こらなかったが、秋子ちゃんが許可した婚約者さんは、ヤッパリ許してくれなかった。
『祐一さん…』
もうガッタガタ震えながらヤバイ目付きで拳を握りしめ、ペガサス座の軌道をなぞって流星拳か彗星拳を繰り出そうとしている。
属性は水と氷なので白鳥座のセイントにならって、オーロラサンダーアタックとか、白鳥座在中のブラックホール技でも繰り出して来そうな最終兵器さん。
『おすわり』
「クゥ〜ン、キュウ〜ン」
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