暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1849話
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てネギに会った時の、ネギと同じくらいか、少し上の戦闘能力といったところだ。
 少なくてもフェイト級はあるだろう死神とまともに戦うのは、自殺行為でしかない。

「……けど、何で今日に限って死神が出てきたのかしら。今までにもタルタロスは結構利用してたのに」
「そうだな、正直なところ分からない。以前遭遇した時だって、別に10階とか節目の階層じゃなかったし。……まぁ、小ボスの件もあるから、その辺は仕方ないんだが」

 小ボスを倒した直後にあの死神と遭遇したら、普通なら……今のゆかり達のようなペルソナ使いなら、生き残るのはまず無理だろう。
 唯一、ターミナルのすぐ側で遭遇したら、身も蓋もなくターミナルに飛び込んで逃げ出すという選択肢があるが、そこまでの幸運に恵まれるなんて事はそうない筈だ。
 ああ、でも今回遭遇したのは15階だから、節目の階層って考え方も出来るのか?
 もっとも、俺から見ても間違いなくそういうのとは関係がなかったが。

「となると、やっぱり完全にランダム?」
「だろうな」

 結果として、そういう事になる。
 その辺りの事情を考えると、非常に厄介だ。
 何しろ、ランダムという事は、それこそ桐条や真田のパーティが死神に遭遇する可能性もあるのだから。
 桐条達がぶつかれば、間違いなく全滅するだろう。
 協力関係を結んでいるというのもあるが、俺は桐条も真田も嫌いじゃない。
 ……幾月なら、死神と遭遇しても構わないんだが。
 そんな風に考えながら、桐条達にはこの件を知らせた方がいいだろうなと、判断するのだった。
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