ペルソナ3
1849話
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った現場を一瞥する。
実際に戦った時間は、それこそ1分前後といったところ……どんなに多く見積もっても、3分と経っていないのは確実だった。
カップラーメンを作るのにも足りない時間……あ、でも最近はちょっと高めのカップラーメンとかだと、5分とかあるのか?
ともあれ、ほんの数分程度の戦いだったが、タルタロスの通路はどこの戦場跡だと思えるような、地獄の光景になっている。
これでもし本格的に俺と死神が戦っていたら、一帯タルタロスはどうなったんだろうな。
下手をすれば、タルタルス消滅の危機だったりしたのか?
ああ、でもターミナルが無事だったのなら、実際にはタルタロスの破壊だとか何とか、そういうのは気にしなくてもいい可能性は高い。
……どのみち俺がその辺りを考えても、特に意味はないか。
そう考え、そのままターミナルの中に入っていく。
「アクセル! ちょっと、怪我はない!?」
そしてターミナルから出た瞬間、ゆかりがそう言って俺の身体に怪我がないかを確かめてくる。
「あー……心配するな。特に怪我らしい怪我はない。それに、あの死神との戦闘は1分ちょっとくらいで終わったしな。本格的な戦闘じゃなくて、どちかと言えば小手調べってところだったな」
でなければ、左手を切断されたくらいで死神が諦めるとも思えない。
……そうなると、もしかしたら左肩が切断されてもあっさりと治療が可能なのかもしれないな。
それはそれで、微妙に厄介な証だが。
「そう……良かった」
ゆかりが心の底から安堵しているというのは、今の様子を見れば明らかだ。
それに比べると荒垣はどこか疑問を抱いているような表情を俺に向けている。
この差は、直接自分の目で死神を見たのかどうか……というのが、大きいんだろう。
ゆかりは自分の目で死神を直接見て、その強さを実感しているからこそ、俺の心配をしている。
それに比べると、荒垣は俺から情報を貰っているものの、結局のところは俺から聞いた情報でしかない。
であれば、どこか実感が湧かないというのも、理解出来る。
「相変わらず厄介だったけどな。メギドラオンとかいう強力な爆発……それも火による爆発じゃなくて、純粋に魔力による爆発の攻撃魔法を使ってきたり、俺だから問題はなかったが、広範囲に強力な炎を生み出す魔法を使ってきたりとか」
「うわ……まともに戦ったら、私だと絶対に勝てないわね」
「だろうな」
ゆかりの言葉に、即座にそう告げる。
本来なら、そんな事はないとでも言ってやった方がいいのかもしれないが……そんな事を言って、ゆかりがその気になってしまっては、目も当てられない。
今のゆかりは、ペルソナ使いの中ではかなり強い方だと思うが、それでも……そうだな、俺がネギま世界で初め
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