EX回:第3話(改2)<青い髪の少女>
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所と、そうでない所もあるわね」
そんな私たちの不安と裏腹に鎮守府全体は明るい雰囲気で、お祭りムードで一杯。さっき上空からもチラッと見えたが内火艇で移動すると、さらによく分かる。
「屋台に人ごみ、それに浮かれた雰囲気……早い話、ここは『お祭り』なのか」
淡々と分析しながら呟く日向。それで正解だろう。
急にバシャ! というシャッター音がした。青葉さんか。
すると振り返った五月雨が言う。
「申し訳ありませんが……港湾内の撮影は、ご遠慮願えますか?」
「てへっ」
肩をすくめて私を見ながら舌を出している彼女。
私も苦笑して返事をする。
「まあ、友軍であっても遠慮すべきだな」
「はぁい」
(でも撮った写真は後から見せてもらおう。気になる機体や艦船が多すぎる)
そんな私の思いをよそに、水面を撫でている龍田さん。
「海が綺麗よぉ」
彼女は相変わらずマイペースだった。それが不思議と安心感を醸し出していた。
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