第1話 伝えたい気持ち
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お姉ちゃんだった。
「どうしたの?お姉ちゃん?」
ルビィはお姉ちゃんに聞いた。
「直原さんと話はできましたか?」
お姉ちゃんはそうルビィに聞いた。
「ううん、まだ」
そうルビィはお姉ちゃんに言った。
「そうですか、貴女と直原さんは幼馴染みだから言いたくありませんが付き合うなら早く言った方がいいですわよ」
そう言ってお姉ちゃんは部屋から出た。
ーーー4月26日ーーー
ルビィは花丸ちゃんと真人くんと一緒にバスに揺れながら話をしていた。
「そういえば直原くん」
花丸ちゃんは真人くんに話し掛けた。
「ん?」
真人くんは外を見るのを飽きたのかこちらを向いた。
「今日まるとルビィちゃんと一緒にお昼食べない?」
花丸ちゃんはそう真人くんに聞いた。
「別に構わないぜ」
真人くんはそう言って片手にカバンを持ちながらバスから降りる準備をしていた。
「ルビィちゃん」
花丸ちゃんは小声で私にこう言った。
『真人くんと話したいなら直球でいくずら』
花丸ちゃんはそう言って私と一緒にバスから降りた。
ーーー浦の星学院ーーー
私と真人くんと花丸ちゃんは授業を終えて屋上でお昼を食べる為にお弁当を持って行った。
「真人くんすごい量だね」
私はそう真人くんのお弁当箱を見て言った。
真人くんのお弁当は重箱みたいなのだった。
「俺昼はけっこう食うからな」
そう言って真人くんはお弁当を片手に持ちながら言った。
「ルビィちゃんお弁当は?」
花丸ちゃんは私の手を見て聞いた。
「えっと、すごく言いにくいんだけど」
私はもじもじしながら言った。
「お弁当箱忘れたみたい」
そう私は言った。
「俺の分けてやるよ」
そう言って真人くんはお弁当箱を持ちながら笑顔で笑っていた。
ーーー屋上ーーー
真人くんはビニールシートを敷いてその上にお弁当箱を置いた。
「うわぁあああ!」
私の目の前には玉子焼きや唐揚げやエビフライやゴボウのきんぴらやおにぎりやハンバーグがたくさん入っていた。
「それじゃあ食べるか」
真人くんはそう言って両手を合わせた。
「「「いただきます」」」
真人くんと花丸ちゃんと私はそう言って食べ始めた。
私は唐揚げを箸で掴み口に入れた。
程よい塩加減で口に肉汁が溢れ出す程美味しさを越えた味の唐揚げを口の中で味わって食べた。
「おにぎりも美味しいぞ」
真人くんはそう言っておにぎりをバクバク食べていた。
「直原くんのお母さん料理上手ずらね」
花丸ちゃんはそう真人くんに言った。
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