暁 〜小説投稿サイト〜
TOHO FANTASY T
偶像の黄昏
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もフランは力を吸収しているんでしょう?…私が痛めつけたのに、まだ殴られたいのかしら」

「霊夢よりは戦えないが、彼女の銃捌きはとてつもなく精度が高い。それはIDOLAの監視カメラから送られた映像で良く分かった。あとパチュリー…奴隷は『商品』だ。我々が彼女達に力を加える事は価値の低下に関わる…あまりそういうことはよせ」

そう博士はパチュリーに言ったが、彼女は頭を悩ませていた。歯軋りが頻りに行われ、今に全てを破壊せんとする心持ちが存在していた。そして悠遠の彼方に歩む巫女の姿を想起させ、その反逆を内心で賞賛すると同時に我が身を顧みた。頭痛さえする悩ませの最中で、不意に彼女は呟いたのだ。

「――ここまで追い詰めるとはな、霊夢。…私も脳味噌をフル活用させないと駄目みたいだ」
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