第四章
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も参加しているんですね」
「ええ、そうですよ」
「そうなんですか。今気付きました」
これまでは失恋のことばかり考えていた。しかしだ。
このカッパドキアに入って気分転換ができてだ。それで彼女を見られたのだ。
その彼女を見てだ。シュターゼンはシュトックハウゼンに尋ねた。
「あの人の名前は」
「あっ、あの人のですね」
「何と仰るのですか?」
「フレデリカです」
まずは名前からだ。彼はシュターゼンに話した。
「フレデリカ=フォン=ローテンベルクです」
「ローテンベルクさんですか」
「バイエルンで秘書をされているそうです」
「秘書、ですか」
「そうです。ある企業の社長の」
「じゃあ頭もいいんですね」
「何でもチューリンゲン大学を優秀な成績で卒業されたとか」
「チューリンゲン大学ですか」
この大学はドイツでも有名である。歴史があるだけではない。かのフランケンシュタイン博士が在籍していた大学だからだ。そうした意味でも有名なのだ。
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