暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
8部 StrikerS
4章 破壊の女神
地下水道での一戦
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らに言葉を紡がせた。

「あなたはまた…………守れないかもね」

「っ!?」

 これは少女の目の前にいたヴィータに向けた言葉だった。
それを言われたヴィータの頭の中に浮かんだのは、あの雪の日の出来事なのはが落ちたあの雪の場面
そして・・・光が発射された。

ドオオオン!!

 無慈悲にも砲撃が直撃した爆発音が辺りに響き渡った………。


「砲撃・・・ヘリに直撃?・・・そんなはずない!ちゃんと調べて!」

 指令室ではシャーリィの声が響き渡る。

「ジャミングがひどい・・・状況掴めません!」

 オペレーターもジャミングの影響で誰もヘリの状況を掴むことは出来なかった。そしてその会話は全体通信を通して、ヴィータやFW陣にも聞こえていた。

「そんな・・・」

「ヴァイス陸曹とシャマル先生が」

 片手に槍、もう片方にはケースを抱えていたエリオがそう呟き、青ざめた顔をしてティアナがそう口を開く。

「テメェ!」
 
 そして、怒りの声でヴィータは少女に掴みかかる。

「副隊長!落ち着いて・・・」

「うるせぇ!」

 スバルがヴィータをなだめようとするが、ヴィータはそれを一言で振り払う。

「おい!仲間がいんのか!?どこにいる?言え!」

 ヴィータにそう迫られても少女は表情1つ変えなかった。そして、ヴィータが怒りで騒いだ影響で、全員背後に隙が出来た。

「っ!エリオ君、足元に何か!」

 敵の接近にいち早く気づいたのはギンガだった。

「えっ・・・うわっ!?」

「へへ〜、頂き!」

 エリオの反応は遅れ、その隙をつき地面から姿を表したのはボディスーツを着た女の子だ。隙をつかれたエリオは持っていたケースを奪われ、少女は再び地面に潜る。

「くそ!」

 そのまま逃走する気だと判断したヴィータは少女から離れて追いかけようとする。
地面に潜った敵が見えるわけなくどこにいるか判断つかなかった。
そして、自分を探すために全員が捕まえた少女から離れるのが少女の狙いだった。

「あっ!こいつ!」

 次に少女が現れたのは捕まった少女の足元からだった。そのまま少女ごと再び地面に潜る。

「アギトが…………」

 少女に抱えられながら少女はそう口にする。

「あー、アギトさんならさっきの一瞬で離脱したようですよ。流石、いい判断です」

 そして、セイン達は完全にそこから離脱した。

「反応………ロストです………」

 リィンが全員に敵に逃げられたことを伝える。ケースも奪われ、捕らえていた敵もみすみす逃してしまった。悔しさでヴィータは拳を地面に打ち付ける。

「くそっ!………ロングアーチ、ヘリは無事か?あいつら………堕ちてねぇよな
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