暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
8部 StrikerS
3章 葛藤
和解
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ぁ……」
「まぁ、でもティアナが考えたこと、間違ってはいないんだよね」
ティアナの上着の上に置いてあった、クロスミラージュを手に取る。
「システムリミッター、テストモードリリース」
《Yes》
なのはが何らかの解除コードをクロスミラージュに入力し、クロスミラージュはそれに応える。
「命令してみて、モード2って」
差し出されたクロスミラージュを受け取り、なのはの顔を少し見て、クロスミラージュを右手で構えた。
「モード、2・・・」
《Set Up Dagger mode》
ティアナの命令で、クロスミラージュは輝くと同時にその形状が変化する。
銃身の角度が少し上を向き、銃口からはティアナの魔力光と同じオレンジ色の刃が現れ、グリップ部分から銃身の部分まで輪を形取るかのように光の刃が繋がった。
「これは?」
クロスミラージュの新形態は、クロスミラージュの先端からエネルギー刃が発生していた
「ティアナは執務官志望だもんね?順調に執務官試験に合格すれば、個人戦が多くなると考えてたから、一応準備だけはしておいたんだ。
フェイトちゃんや、あ・・・や・・・ちゃんにも相談してね」
「あ・・・」
その言葉を聞いて、胸が一杯になる。
なのはは自分の事をこんなにも考えてくれていた。
それに気付かず、ティアナは自分自身の事ばかり優先していた自分を、普通なら見捨てても仕方ない状況なのに、管理局の体制ならそれが当たり前なのに、何も変わらず優しく語りかけてくれる事にティアナは込み上げてくる涙を抑えきれなかった。
監理局の態度にはあの時に諦めていたから、
でも綾には葬式の時と今回の時護ってもらった
そうじゃないってこともあり2重の意味でこみあげてきたのだ。
「クロスレンジモードはもう少ししたら解除しようと思ったんだけど、
出撃はいつ起こるかわからないし、
だから今使えるものをもっと使えるようにしたかったの。
だけど、私の教導地味だから、あんまり成果が出てない様に感じて、苦しかったんだよね?」
俯いて涙を流すティアナをなのはは優しく抱き寄せ、微笑む。
「ごめんね」
その一言はティアナの、最後まで抑えていた感情を弾けさせるには十分だった。
「ごめんなさい、ごめんなさい……!」
なのはに抱きついて、子供のように大きく泣くティアナ。涙と共に、口から出る言葉は、本当の心からの謝罪だった。
そんななのはとティアナを茂みから見守る5つの影があった。
スバル、エリオ、キャロ、シャーリー、フリード達だ。
ホテル・アグスタから今日の模擬戦までティアナの事を皆心配していたため、悪いと思いながらも身を隠して2人の様子を見守っていた。
それから
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