暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
8部 StrikerS
3章 葛藤
摸擬戦〜恋人たちの喧嘩
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「俺にもティアナがやったように戒めるために魔法撃ち込んでいいって、修正してみろや。どうせまだ、魔力有り余ってるんでしょ?監理局若手NO1、オーバーSランクの天才魔導師なんだからさ」

 左手をなのはに向け、くいくいと挑発するかのように指の先を曲げる。

「天才だから、なんでティアナが無茶しようとするかも、理解出来ないでしょ。ほら、撃っていいから、俺に解らせるために撃ってくればいいじゃん」

 目の前の女は、首を横に振り、後ずさりながらレイジングハートの穂先を下ろす。

「嫌だよっ! お願いだから、話を聞いてよ」

「いいから撃てって言ってるだろうがっ! さっきティアナにしたみたいに修正してみろや、高町教導官」

 それでも撃たない。その様子に、もういい。

「ほら撃ちやがれ、 お前は教導官で、分隊長なんだろっ!?仕事なんだろうがっ! これが自分の魔法だ胸張って言い切ったんだろう。自信と誇りを持って、自分の不屈の心とともに自分の仕事を通せよっ!!」

「どうしてっ!? なんでそこまでするのっ! そこまでして、私が間違ってるって言いたいのかなっ!!」

「そう言ってる」

 俺がそう返すと、なのはがそれまでとは違う、悲しげな顔をする。
俺は空間に通信画面を開く。
それは俺と何回も秘め事をした友人はやて。

「はやて、悪いけど今すぐになのはのリミッターを解除して」

 地上本部で行われる会議に出るために、隊舎を留守にしていた我らが部隊長。
ビックリした目で画面を俺を見る。

『なんやって言うか、なんで綾ちゃんボロボロなん。それになんで正体ばらしてるんや』

「なのはに喧嘩売ったから。でも、当のなのはは俺を見下してるのよ。リミッターありでも、数年に出てない俺なんて押さえつけられるってタカをくくってる」

敵を見据えつつ、僕は右横に開いた画面に声をかけ続ける。

「違うよっ! 私、見下してなんてないっ!! お願いだから、ちゃんと話してっ!? どうしてこんなことするのか、私」

「てめぇ、ティアナに対してさっき自分がなにしたか、もう忘れたのかっ!!俺に対して今言ってることが、どうしてティアナに出来なかったっ! 」

一喝すると、なのはの瞳から涙が零れた。だけど、知らない。そんなの知らない。
俺の心を護ると言ってくれた、俺が全力で戦って敗北をしたなのはじゃないのだから

『とにかく、リミッター解除は認められるはずないやろ。
ちゃんとうちに状況を話して』

「じゃあもういい。我が部隊長殿は会議の準備で忙しいはずだから切るわ」

 俺は強引に、通信を切る。

「ほら、若手NO1六課の切り札の天才魔導師の高町教導官とっとと来いよ。頭冷やしてくれるんでしょう?」

俺は
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