暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
8部 StrikerS
3章 葛藤
摸擬戦〜恋人たちの喧嘩
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?ティアさんが?」

 キャロが驚いた口調でそう言った。
その間にも,スバルはさっきと同じようになのはに肉薄し,
また,攻撃を加えていたが,なのはのシールドに阻まれている。

「ティア〜」

スバルが叫んだ瞬間,砲撃しようとしていたティアナの姿が掻き消えた。

「あっちのティアナは幻影?じゃあ本物は・・・」

 そのとき俺はなのはの後方でウィングロードの上を走るティアナの姿を
発見した。
右手のクロスミラージュには魔力刃が生成されている。
ティアナがなのはの上方からクロスミラージュで切りかかると
ふいに爆煙がなのは達3人を包んだ。
頭の中で警報が流れてる
俺は無意識に手すりを乗り越え,爆煙の方に向かって飛んだ。

「なのはぁ〜」

「綾〜お願い」

フェイトも出遅れたみたいで俺に任したと言ってきた。
なのはの声が聞こえるが何を言っているのか聞き取れないけれど何かがおかしい
間違ってるとか・・・
俺は嫌な予感がしてスピードを上げた
爆煙が晴れてくると,ティアナとなのはがお互いを砲撃しようとしていた。
ティアナは後ろに飛び、

「私は誰も傷付けたくないから、強くなりたいんです」


「・・・・・・少し、頭冷やそうか」

『クロスファイア、シュート』

 ティーダさんの得意呪文かよ

『ファントム…』

 なのはの方が一瞬早く砲撃を放ち,ティアナはダメージで意識が朦朧としているようだった。
終了か、ギャンブル性は高いけれど戦略自体は悪くないなぁ、
でもまだ早い。
今のレベルじゃ体を壊す可能性が・・・
それか体調が万全なら・・・
そこら辺を注意して反省会となのはの手の治療かなと思っていたら

「なのはさんっ! え、なにこれっ!? ・・・・・・バインドっ!!」

「じっとして、よく見てなさい」

 何をしようとまさか。

「クロスファイア・・・・・・シュート」

「なのはさん〜」

「ティアァァァァァァァァァァァッ!!」

 空の道の上でふらつくティアを襲うのは、桜色の魔力の奔流。いわゆる砲撃魔法。
俺は咄嗟に飛び出し、光線白羽取りで明後日の方向に投げ飛ばした。
そしてティアをフェイトの方に転送これぐらいは、制御がかかっていても出来る
でも怒ってるねぇ。俺もそれ以上に怒ってはいるけれど

「どうして・・・・・・邪魔、するのかな」

「なんのつもり,なのは?」

「教導の邪魔だよ綾ちゃん」

 威圧感ばりばりじゃんこわ〜

「あれが教導?あそこで終わってたのに追い打ちするのが教導?」

 あれは教導じゃなくリンチだ
俺が良く敵にやる方法じゃん

「何度も言わせないで欲しいな?綾ちゃん」

 監理局白き魔王。

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