第三章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
をしてだ。この夜もだった。
長谷部は半次を囮にさせてそのうえで下手人が出て来るのを待った。暫く歩いたが半次の鬘の髪は中々切られない。だが柳のところを通る時に。
彼は半次から少し離れて物陰に潜んでいた。そこから柳を見ていた。大岡が言った柳を。
あの時半次の髪は柳を通った時に切られた。それならばだった。
その柳を見る。何がいるのかと。そして。
半次がある柳の横を通り過ぎた時にだ。不意に。
柳の葉のところで何かが動いた。それを見てだった。
長谷部は手にしている手裏剣、それを咄嗟にその何かに投げた。それでだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ