ペルソナ3
1848話
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ら抜けて真田達に合流してもいいと思うんだが、それは選択肢としてないらしい。
いや、こっちにとっても荒垣が味方にいるのは嬉しいから、文句はないのだが。
ともあれ、そんな訳で話しながら俺達はタルタロスの通路を進み……やがて、ターミナルの場所に到着する。
ゾクリ、と。
その瞬間念動力が危険を知らせてきた。
この感覚には覚えがある。
何しろ、以前ゆかりと一緒にいる時に遭遇した相手なのだから。
そうである以上、こちらも躊躇する必要はない。
「ゆかり、荒垣、さっさとターミナルに入れ!」
空間倉庫の中からゲイ・ボルグを取り出しながら、叫ぶ。
「え? ちょっ、アクセル。いきなり何を……っ!? もしかして!」
いきなりの俺の言葉に一瞬疑問を抱いたゆかりだったが、以前の事を思い出したのだろう。すぐに納得した様子を見せる。
だが……死神という存在の情報は知っていても、実際に自分の目で見た事がない荒垣は、そんな俺とゆかりの態度に戸惑った様子を見せる。
「いいから、荒垣先輩、こっち! このままここにいたら、アクセルの邪魔になるから!」
「ちょっ、おい、岳羽!?」
荒垣はゆかりに強引に引っ張られ、ターミナルに入っていく。
「アクセル、いい? 気をつけてね。絶対無事に戻ってきなさいよ!」
そう言いながら、ゆかりは荒垣と共にターミナルでエントランスに転移する。
自分がここにいては、俺の足を引っ張ると……それを理解しているからこその行動だろう。
実際、以前はそれで俺が死神を相手に苦戦したのは間違いないのだから。
だが……庇う相手がいないのであれば、俺も存分に戦う事が出来る。
「……また会ったな」
空中を浮かびながら、以前と同様に極端に銃身の長い拳銃を持って姿を現した死神に、俺はそう告げるのだった。
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