ペルソナ3
1848話
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のゲートでターミナルのある場所まで移動するとか?」
「……それなら、最初から影のゲートでエントランスに向かった方がいいだろうが」
俺の言葉に、荒垣がそう突っ込んでくる。
まぁ、それもそうか。
「だろうな。……そう言えば、桐条達は今日タルタロスに来てるのか?」
「いや、アキから聞いた話じゃ、その予定はなかった筈だ。何でも転入生が来るとか何とか……」
「あー……そう言えば、明日新しい転入生が来るとか言ってたな」
「え? それってもしかしてうちのクラス?」
少しでも体力を回復させようと黙って歩いていたゆかりだったが、転入生という言葉に反応する。
……まぁ、今日俺が転入してきたのに、明日もまた1人転入生がくるというのだから、驚くのは当然だろう。
「ああ、そうらしい。それも、影時間に適性を持っている奴らしいな。名前とか、どういう奴なのかってのはまだ分からないが」
「……じゃあ、ペルソナ使い?」
「まだそこまでにはなっていないらしい。ただ、影時間に適性があるんだし、そのうちペルソナ使いとして覚醒する可能性は高いだろうな」
もっとも、影時間に適性があるからといって、確実にペルソナ使いに覚醒するという訳ではない。
実際、幾月は影時間に適性があっても、ペルソナ使いにはなれなかったみたいだし。
「ふーん。……桐条先輩達、きちんと事情を話して、納得させた上でこっちに引っ張り込むつもりかしら?」
「どうだろうな。桐条達にとっては是非欲しい戦力なのは間違いないだろうが」
こちらのチームは、俺、ゆかり、荒垣と3人いる。
もっとも、その3人の中でも荒垣は基本的についてきてるだけで、相談役といった感じでしかない。そして俺にいたってはペルソナ使いですらない。
何気に、俺達の中で実際に戦えるペルソナ使いは、ゆかりだけなんだよな。
それでも、俺がいるという時点で炎獣を作れることもあり、こちらの戦力が十分なのは間違いない。
だが、桐条達の場合は桐条も真田も、どちらもまだ戦闘に身を置く者としては未熟だ。
……ペルソナというこの世界での戦闘について教えてくれる相手がいない以上、独学で試行錯誤していくしかないのだから、それは当然の結果なのだろうが。
それに比べると、俺はかなりの戦場を潜り抜けてきている。
それこそ、ロボットを使った戦争だけではなく、ネギま世界やFate世界のような生身での戦闘も。
だからこそ、俺はある程度ゆかりに対しても色々と言う事が出来るのだ。
真田が俺と模擬戦を行いたがるのも、その辺が理由だろう。
「だろうな。……問題は、その新戦力がどれだけの奴かって事だ」
荒垣が俺の言葉に同意するように、そう告げる。
どうしても真田達が心配なら、それこそ俺達のパーティか
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