暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1848話
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ん」

 嬉しそうな様子のゆかり。
 もっとも、これだけ戦闘を積み重ねてるんだから、そのくらい強くなってもおかしくはないが。

「で、どうする? もう15階も全部探索したし、宝箱も全部回収した。後はもう、シャドウが出てくるまで延々と歩き回っているのか?」
「あー……そうだな。ゆかりの戦闘訓練を思えば、それもいいんだろうが、それでもこのまま同じ行為を繰り返すってのはちょっとどうかと思うしな」

 荒垣の言葉にそう答え、影時間の残りがどれくらいかと考える。
 既にタルタロスに入って2時間……いや、3時間は戦ったか?
 であれば、そろそろ影時間も終わる筈だし、そう考えればそろそろタルタロスから出た方がいいか。
 ……実は、影時間が終わった時にタルタロスにいればどうなるのかってのは、ちょっと気になっているんだが、それを試すには色々と不安要素が強いんだよな。
 特に今は、いつ原作が始まるのか分からない以上、可能な限り不安要素は排除しておきたい。
 そんな訳で、影時間が終わった後もタルタロスに残るという真似は今のところは試さないでいた。

「じゃあ、帰るの? 私は別にそれでもいいけど。……矢も殆ど残ってないし」

 ゆかりの矢筒の中にある矢は、残り三本。
 勿論桐条グループから用意して貰った矢はまだかなりあり、俺の空間倉庫の中に入ってはいる。
 だが、それでもやはり、ゆかりにとっては体力の限界なのだろう。
 元々弓道部の部員として、それなりに体力はあるゆかりだったが、それでもやはり数時間連続で戦うというのは、体力的に消耗が大きい。
 元々全身運動というのは、普通よりも多く体力を使う。
 ましてや、その全身運動は命を懸けた戦いである以上、精神的な消耗も半端ではない。
 である以上、ゆかりにとってはそろそろ体力の限界なのだろう。

「そうだな。じゃあ、そうするか。影のゲートを……」
「いや、ターミナルで帰ろうぜ」

 俺が最後まで言うよりも前に、荒垣はターミナルを使おうと主張する。
 まぁ、それも分からないではない。
 もう影のゲートでの移動には慣れた荒垣だったが、それでもやはりターミナルの方が気に入っているのだろう。
 まぁ、影のゲートは影に沈んでいく感覚があるからな。対してターミナルはそういうのがない。
 俺にしてみればそれ程大きな差とは思えないのだが、荒垣にとっては大きな差なのだろう。

「ま、いいけどな。ターミナルがあるのはそんなに遠くなかった筈だし」

 ここから歩いて10分も掛からない場所だった筈だ。
 そのくらいの誤差は俺にとっては特に問題ないし、ゆかりも体力がそろそろ限界に近くても、10分くらい歩く程度は問題がないという事で、俺達はそのままターミナルに歩いて向かう。

「いっそ、影
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