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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica5マリアージュ事件終結〜Elder brother's Phantom〜
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た。一尉と砲撃手の攻防。お兄ちゃんの魔力光である黄色、クロスファイアシュート、そしてマロスヴァローグ一尉の一撃で仮面が割れて、目出し帽が破れたことで「お兄ちゃん・・・!」の顔が出て来た。映像はお兄ちゃん?の撤退で終わった。
「・・・と、いうわけ。ルシルの話だと、あなたのお兄さんらしい砲撃手の考えられる正体は3つ。1つは人造魔導師、1つはサイボーグ、1つはクローン。ひょっとしたら第4の候補があるかも知れないということだけど。仮面持ちはプライソンとも繋がりがあったようだし、ね。・・・あなたのお兄さん、どういった経緯で亡くなったっけ?」
「違法密輸を生業とする違法魔導師追跡中、運搬されていた物が大爆発を起こして・・・」
今でもハッキリと思い出せる局からの、お兄ちゃんが死亡した、との連絡。あの日からずっと孤独だったけど、スバルと出逢ってからというものは寂しいなんて思いは少しずつだけど無くなっていったっけ。
「遺体は?」
「容疑者共々・・・灰すら残らなかったので、確認は出来ていません」
だからかな。お兄ちゃんが生きていた、と言われても不思議じゃないし、そうであって欲しいって強く願う。スバルの母親のクイント准尉やメガーヌ・アルピーノ准尉のように、記憶を失っている状態で、仮面持ち達に利用されているんだって・・・。
「カローラ一尉、ありがとうございます。兄の事はまた落ち着いてからよく考えてみます」
「そう。・・っと、通信も繋がるようになったみたい」
コール音が鳴って、カローラ一尉が「はい、こちらナイト4・セレス」って応じた。
『セレス〜。シャルだけど、マリンガーデンでの戦闘はすべて終了。起きていた火災も防災隊のおかげで完全鎮火。イクスヴェリア陛下も無事に保護完了。特騎隊一同およびトリシュとアンジェは一旦合流しよう』
「了解。ランスター執務官たちはどうするの?」
「あ、私はギンガさん達と合流後に本件の首謀者、ルネッサ・マグナスを一度108陸士隊舎へ連行した後、取り調べを・・・と考えてます」
『そっか。じゃあ一旦お別れね。お疲れ様、ティアナ』
こうしてマリアージュ事件は幕を閉じた。トリシュタンさんやカローラ一尉と別れた私は、連絡しておいたヴァイス先輩が来るまでルネッサと話すため、彼女の側に歩み寄った。
「あたしを尾行していたということは、あたしが黒だと判っていたんですか・・・」
「1つは私の勘。あなた、トレディア・グラーゼの名前を口にするたび、声が寂しそうだったわ・・・。それがずっと気になってたのよ」
「そういった感情が表に出ないように努めてはいたのですが・・・。もう1つは・・・?」
「ルシルさんからの助言。ルシルさんって調査官でしょ。だから心理学にも明るいのよ。あなた、
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