第十二章
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「やがてそれが遅れになるな」
「そう、だからね」
「出来るだけか」
「無理をせず戦っていこう」
「わかった、では敵が多いが」
それでもとだ、ジャベルも応えてだった。二人並んでそうしてだった。門に敵が入るのを防いでいた。
しかし敵の数は多い、ゴーストもジャベルも次第に疲れが見えてきていた。そのゴーストに武蔵が言ってきた。
「タケル、いいな」
「うん、ここがだね」
「正念場だ、疲れを感じていてもだ」
「ここで俺達が負けたら」
「後ろにいる者達はどうなる」
アカリや御成達はというのだ。
「だからだ、いいな」
「うん、俺は戦うよ」
「そうすることだ、いいな」
「負けると思わないで」
「勝つと思うことだ」
まずはそれからだというのだ。
「いいな、ではだ」
「うん、俺も撒けるつもりはないから」
その武蔵の力、二刀流になっている。その両手の刀を振るいつつそのうえで戦い続けている。
そうしてだ、眼魔達を倒しつつ言うのだった。
「絶対にね」
「そうだタケル、諦めるな」
「!?その声は」
武蔵の声ではなかった、何とだ。
声がした後ろの方を見るとそこに仮面ライダースペクターがいた、ネクロムもいる。そのうちのスペクターの声だった。
「マコト兄ちゃん、どうしてここに」
「詳しい話は後だ、助けに来たぞ」
「私もだ」
今度はネクロムが言ってきた。
「タケル、再び共に戦おう」
「アランもだね」
「そうだ、御前とジャベルだけではない」
「二人もいてくれているんだね」
「助太刀する、これからな」
二人のライダーはゴーストとアランの横に来た、そのうえでだった。
ジャベルと合わせて四人で門に駆け上がって来る眼魔達を倒していった、四人に増えると流石にだった。
眼魔達を寄せ付けない、だが眼魔達は下に何百何千といて次々に来る。ジャベルは眼魔を一体倒してから忌々し気に言った。
「どれだけいる、一体」
「尽きない様に出て来ているな」
ネクロムも戦いつつ言う。
「これは」
「確かに。ですが」
「我々は今は戦うしかない」
「そうですね」
「諦めないことだ、敵は必ず尽きる」
確信を以てだ、ネクロムは言い切った、その死闘の中で。
「それまで膝を屈しないことだ」
「?タケル、見ろよ」
ライダー達の少し上にだ、ユルセンが出て来てゴーストに言ってきた。
「前に会った連中が出て来たぜ」
「!?あれは」
「刑事だったよな」
「うん、そうだよ」
見れば下にいる眼魔達の方にライダーとロイミュード達が向かっていた、ゴーストはその彼等を見てユルセンに答えた。
「あの人達は」
「あの人達も仮面ライダーだからか」
「それで来てくれたのかな」
「そうか、だとしたらな」
「心強い援
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