第九章
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ルセンは話を一気に進めた、そして実際にだった。
天空寺にそうしたものを一度に授けた、だがここで天空寺は眉を曇らせてそのうえでユルセンに尋ねた。
「何もなく俺に渡したんじゃないよね」
「おっ、わかるか」
「だって俺の戦いはもう終わった筈だよね」
肉体が戻ったその時にというのだ。
「もうね」
「ああ、あの戦いはな」
「今の言葉でわかったよ」
「そうだろ、実は俺も最近知ったんだけれどな」
ユルセンは天空寺にさらに話した。
「御前は仮面ライダーになっただろ」
「うん、ゴーストにね」
「それで最初の時とかに会っただと?刑事とかに」
「ええと、泊さんだったね」
「あいつもまだ戦ってるんだよ」
「まだって」
「御前等ライダー、もっと言えば関係者の俺達はスサノオって奴と戦う宿命にあるんだよ」
ユルセンは天空寺にこのことも話した、口調は変わらないが真剣なものが加わっていた。
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