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転生とらぶる
ペルソナ3
1845話
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 昼休みが終わり、俺とゆかりが教室に戻ると、当然のように周囲からは色々と聞かれる事になった。
 だが、幸いにも昼休みが終わってから教室に戻ったという事もあり、俺達に質問をしている途中で教師が教室に入ってきた。
 結果としてその時は特に何が起きるでもなく、無事に終わったのだが……それは、あくまでもその時のみだ。
 そして午後の授業は基本的に2時限あり……つまり、昼休み後にはもう1回休み時間がある訳だ。
 そんな時間がすぎて6時限目の授業が終わり、教師が教室から出ていった後……ゆかりは今までのように教室から抜け出ようとする。
 当然クラスメイト達の意識はゆかりよりも転入生の俺にあり、結果として今までゆかりは逃げる事が出来たが、俺は逃げ出す事が出来なかった。
 そして、今回も同じような流れになる……と、ばかり思っていたのだが、ゆかりが席を立った瞬間、教室の扉が開く。
 教師と殆ど入れ違いに教室の扉を開けたのは、月光館学園でも有名人の1人、真田。

「アルマー! 転入していると聞いたが、今日からだったのか!」

 真田は席に座っている俺を見ると、嬉しそうに叫ぶ。
 そうなれば、当然教室中にその声が響く。
 ましてや、有名人の真田だ。当然のように教室にいた生徒達の視線は真田に集まる。

「ちょっ、何で真田先輩が!?」

 俺の方にやって来ようとしていた女の1人が、嬉しげに叫ぶ。
 驚きつつ、それでいて真田に会えた事を隠しもしないのは、やはり真田のファンだからなのだろう。
 それはその女だけはない。男も真田を見た事に嬉しそうに周りを話している者もいる。
 俺が予想していたよりも、真田の人気は高いらしい。
 まぁ、桐条はお嬢様! といった感じでそのまま高嶺の花って感じだからな。
 そう考えれば、真田の方が親しみやすいのは当然の結果なのだろう。
 ……それでいて、別に真田の方が人気が高いって訳じゃないのが、色々と複雑なところだが。

「っと、悪い。ん? 岳羽か」
「あ、あはは。こんにちは、先輩。一体どうしたんですか?」
「いや、アルマーが今日から来ていると美鶴から聞かされたからな。今日のトレーニングに付き合って貰おうと思ったんだ。以前の戦いでは負けたから、今は少しでもアルマーから技術を盗む必要がある」
「あ……」

 真田の言葉に、ゆかりが思わずといった様子で口を押さえる。
 うん、まぁ、その気持ちは分からないでもない。
 ゆかりも、まさか真田が今この状況でそんな事を言うとは思ってなかったのだろう。
 学校の成績もそんなに悪くないって話だったが……いや、勉強と頭の良さは違うか。
 ともあれ、真田の口から出てしまったその言葉を、既になかった事には出来ない。
 しくじったな……いや、まさかここで真田があんな事
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