人として生きていく 〜過去のあたし〜
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。ショウさんは客人だろうが!」
「俺は別に構わないぞ。どうせ今日は予定もないしな」
予定がないなら作ってくださいよ!
ヴィヴィオと一緒に遊ぶとか、ディア姉のところに顔を出すとかやれることはあるでしょ。ショウさんはもっと自分の時間というか、今後の幸せに繋がるような時間を作るべきです。特にディア姉との……あの人は素直に甘えるというか、デートに誘ったりできる人じゃないんですから。
大体……ショウさんは厳しいけど甘いんですよ。自分より年下の人間には特に。ヴィヴィオとかにする分には分かりますけど、ウェンディとかにはしないでくれませんかね。すぐに調子に乗るんですから!
「なあウェンディ」
「何すか?」
「凄まじくノーヴェに睨まれ始めたんだが」
「まああたしのこと庇った感じっすからね。それに……ノーヴェも素直じゃないところがあるっすから。特にショウさんにはそういうのが顕著……これ以上は本気で危なそうなんでやめとくっす」
懸命な判断だな……あれ以上好き勝手に言ってたら本気で1発ぶん殴ってたぞ。ショウさんが帰ったらやるかもしんないけどな。
「そんなことよりさっさとリビングの方に行こうっす。ショウさんからもらったお菓子も冷やさないといけないっすし、ご飯も作ってもらわないといけないっすから」
「はいはい、すぐに作ってやるよ。本当お前って色々と軽いよな」
「それがあたしの長所っすから」
いや、どう考えても短所であることのほうが多いだろ。全ての場合に置いて短所とは言わねぇが……。
「ほらほら、ノーヴェもさっさと顔を洗ってくるっす。ぼやぼやしてるとショウさんのご飯全部食べちゃうっすよ」
「うっせぇ、お前に言われなくても行くっつうの」
「じゃあ、またあとでっす」
「何で家の中でそんなこと言われないといけな……だから引っ付くのやめろって言ってんだろうが!」
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