45話 生きたい想い 3.14
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嫁さんも乗ってるからよろしくな」
「ああ、ありがとうカイ」
アムロが素直にお礼を言うと、今度は隣にZUが1機寄ってきた。そこからはアレンの声が聞こえた。
「アムロ中佐、ご無事でしたか」
アレンがそう言うと、アムロは答えた。
「ああ、無事だ。そちらも誰か一緒に搭乗しているのか?」
「私だ、アムロ。ハヤトくんと一緒におる」
テムの声が聞こえた。どうやらハヤトが一緒に搭乗しているらしい。次にハヤトが話し始めた。
「手狭だが仕方ない。艦隊の状況を把握したが、半数ほど航行不能に陥ったらしい」
するとアムロの傍にユニコーンとZが寄ってきていた。アムロが他の状況をハヤトに尋ねた。
「シャアは?ネオジオンは?」
「あちらもおおよそ同じ被害だとシャアから受けている。これでおおよそわかったことがある」
「なんだ?」
「被害に遭うものはサイコフレームでない物体だということだ」
アムロも大体現状を把握した。全てはサイコミュによって呼び起こされた事。呼応されたものはサイコミュでしか対応できない事。それ以外が淘汰されること。
そしてベルトーチカがコックピット内で情報収集に務めていると、アムロへ叫びながら凶報を伝えた。
「アムロ!大変です」
「どうした」
「あ・・ああ!各サイドが次々と、コロニーが壊れ、崩壊しています。逃げきれないひとが。。。」
周りのモビルスーツらが個々で報道の映像を確認していた。アムロもそれを見た。
全てのサイドのコロニーが無惨にも中央部より割れて壊れていった。
「あ・・・アムロ!このままでは・・・」
「もういい!・・・言うな」
アムロはベルトーチカの慟哭、報告を止めた。するとジ・Oのシロッコもアムロへ寄ってきた。
「アムロ、この辺宙域の避難は終わった。皆、より迅速に動いてくれた」
アムロは出現したモニターワイプでシロッコを見た。シロッコの表情は険しい。
「将軍はこれよりどうするのですか?」
「無論、フロンタルを迎撃する。それしかあるまい」
シロッコはユニコーンのララァを見た。
「ララァさん、貴方が水先案内人になってくれるな」
「ええ、そうするより他ないでしょう。メシアの意識を感じ取れるのは私です」
「誰かが旗頭にならんとどうにもならないからな。アムロ、君が私たちを先導してくれ」
シロッコに言われ、アムロが唸った。
「オレが・・・ですか」
「そうだ。バックアップは全てやる。大丈夫だ。ある一定のバリアを抜ければ私も活躍できる」
「バリア?」
アムロは首を傾げた。シロッコが軽く頷く。
「私がフロンタルに対抗しようにもできないのが、パンドラボックスの力だ。アレ
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