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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
8部 StrikerS
1章 戻ってきた
怪物
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ないことは見て取れた。
背中から3つの蛇が出ておりそれらが一斉に口を開けた瞬間
大きな炎の砲撃がなのは達に向けられた。
なのはは冷静に散開の命令を出したのだが、普通の一部隊では練度はそこまで高くなく全員が回避出来はしなかった。
当然だが、非殺傷もしていない炎の攻撃は惨劇としか言いようがない。
なのははそれを見て一瞬心が折れそうになるも自分はこの部隊の部隊長としているということを思い出し的確に指示を出すのだがじり貧になっている。

≪クロノ君≫

≪どうしたなのは、映像と通信が出来ないから心配はしていたんだが≫

≪撤退命令をするね。今の私たちでは全滅の可能性が出てきました。≫

≪後の責任は僕が持つ。頼む人命を優先してくれ≫

≪うん≫

 クロノと思念波で通信してなのはは命令を下す。

「私が殿(しんがり)を務めます。直ちにクラウディアに退避をしてください」

 部下たちはなのは一人では・・・言うのだが、命令と言う事とこれを違反したのなら帰ったら軍法裁判にしますと言われたらしぶしぶ命令に従うしかなかった。

≪ごめんね!レイジングハート≫

≪It's okay. Please do not treat the life of the master lightly.(大丈夫です。マスターの命を軽く扱わないでください)≫

≪うん、皆が安全な場所まで退避するまでだから≫

≪OK. My master.(了解です)≫

≪逃がさない≫

 いきなりテレパシーがなのはの方に飛んできた。
無駄かもしれないが思念波で会話を試みようとした瞬間
いきなりなのはの頭が割れそうな衝撃が飛んできた。

「くっ」

 頭が割れそうで空を飛んでいたのだが、今はレイジングハートのお陰で空を制御しているだけだった。
そこでなのはは衝撃なものを見てしまった。
そのものの近くにいたまだ生きている職員の頭部を固定して触手で頭蓋骨に穴を開け、ストローみたいに脳を吸い出して飲んでいた。
それを見た瞬間大きい吐き気を起こし、その場で余りの気持ち悪さに嘔吐(おうど)してしまった。

 職員と同じように突起物上になった触手はなのはを襲うがプロテクションによりガードされたが、尻尾の攻撃により吹き飛ばされた。

 精神攻撃に加え、炎の攻撃、脳みそくらいの攻撃によりなのはは精神的に追い詰められ周囲を確認する余裕も出来なくなっていた。

 また脳を食われなかった職員はまるでアンデッドのように立ちあがりなのは達の方に進んできていた。

 なのははそれを見ながら不屈の精神力で戦って殿を務めていたのだが、まだ20歳前の少女には酷な話でもあった。

 普段のなのはなら脳を食べられたものの後に小さな虫が飛んできて
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