第三章
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入ろうとしていた。
そしてだ。その大阪名古屋フェスティバルが遂にはじまった。物産展である筈だが最早それはそうとしか呼べないものになっていた。
八条百貨店広島店の前でもだ。彼等は宣伝に取り掛かっていた。
「大阪直輸入やで!甘いアイスキャンデーもあるで!」
「名古屋から来たぎゃ!ういろうだぎゃ!」
「アイスごっつう美味いで!」
「ういろうは食べたら病みつきになるぎゃ!」
こうトラッキー、ドアラを共に選挙の立候補者の様に擁立しながら宣伝をしていた。
「今年は阪神優勝や!」
「中日だがや!」
広島で堂々と主張する。お互いに。
「ドラゴンズなんかに負けるかい!」
「阪神なんか敵じゃないぎゃ!」
こう主張したのは裏目に出た。広島はある映画の舞台である。それだけにそうした筋の人が有名なのは否定できないことだろう。
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