79泣くよウグイスホーホケキョ
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パパの妖力でも浄化されてしまった気の毒な一弥きゅん。
妊娠すると排卵は停止するので、普通なら子供は増えないが、一日遅れの弟か妹も受精しそうなので、佐祐理は双子か三つ子を出産させられる。
一弥きゅんもパパさんのを全身にブッ掛けられたので、男の娘とか女の子に産まれる可能性も無くはないし、舞ソックリの男の子以外、どの子が一弥なのか見分けが付かなかったりもする。
(今に見てろ、人の命食ってたんだから、肉食っても米食っても関係ねえっ!)
妊娠陽性反応が出たので、故郷や母の命令をミッションコンプリートした真琴(本物)は、穀物抜きの精進料理を出してもらえるのも断り、お腹の子供の為に肉食穀物食を再開して、慣れないナイフとフォークと格闘しながらも、華麗にお嬢様らしく食べて、引きつった笑顔で談笑までしていた。
元々術者でもあるこの辺りのメンバーまで、天使の人形に「不滅」とか「不老不死」にも改造され、体が焼き切れても舞にぶった斬られても存在は残るので、子供の事を考えなければ、また怪獣として暴れる。
もう全員無詠唱で術を行使できるはずだが、美汐と真琴は今までの癖で呪文を唱えている。
オマケだった月宮一行の方が低級術者だったので、無詠唱で暴れていた。
4次元技以外ほぼ無能力だった栞が、あれだけのバケモンに成長したので、元々術が使える化物達は祐一きゅんのポケットに収まったりしない。
全員中ボス以上のモンスターになっていて、火とか水とか逆の属性の魔法でないと倒せない。
(ああ、一杯出した、1キロは出した)
上側軍?が完全勝利してハラワタに隙間を作り、トイレから帰った栞は、お上品なおフランス料理を、どのナイフとフォークで食って良いのか分からず、数えるほどしかフォークを使って飯を食ったことも無いので、マナーがなってなくて笑うようなメイドとかシェフでもいれば、音速で連れ去って郊外でぶっ殺すことにして、闇落ちした表情のままグーで握って食べた。
「ええ〜? こんな美味しいもの食べたこと無い〜〜」
だいぶ下家に置かれた陸上部女子とか、倉田家庶子一同も、お手付きになった女として厚遇され、仕出し弁当とか寿司とか倉田家シェフ以外の板さんが作った料理でも、昨日の栞のように喜んでいた。
名雪のだんご大家族の一員なのだが、妖狐のお手付きで妊娠までしていれば、他の家からも養子縁組を要請されて、妖狐の子の価値や利用方法も知らない親も札びらで顔を叩かれる。
((((((((ふんっ、今まで妾腹だとか馬鹿にしやがって、これからはアタシらがこの家の支配者だ!))))))))
蔑まれて佐祐理より下に見られていた少女達も、大手を振って正門から倉田家本家に入れるようになり、母の名字ではなく嬉しくもない倉田姓を名乗るようになる。
犬神家とか、金
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