―真紅の皇―
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ージが万丈目に与えられ、さらに先のターンに発動した《ダメージ・ダイエット》の効力は、すでにエンドフェイズに無効となっている。
『ええい、小賢しい……メインフェイズ、伏せていた《レベル・ソウル》を発動! このカードは、フィールドのモンスターを一体リリースすることで、墓地のLVモンスターをレベルアップさせる!』
『鋼炎竜の効果で500ダメージ! さらにオレもリバースカード《サイコ・ショックウェーブ》を発動! 相手が罠カードを発動した時、手札を一枚捨てることで、デッキから闇属性の機械族を特殊召喚する!』
万丈目LP2,750→2,250
そして起死回生の一手として万丈目が発動した罠カードは、フィールドのモンスターをコストに掟破りの墓地レベルアップを果たす罠カード《レベル・ソウル》。恐らくは進化するのは墓地にいるLV3ではなく、今しがたコストにしたばかりのLV5。対してロード・オブ・ザ・レッドもまた、相手が罠カードを発動した時に発動できる罠カード《サイコ・ショックウェーブ》を発動する。
『《サイコ・ショックウェーブ》の効果により、デッキから《人造人間 サイコ・ショッカー》を特殊召喚! お前の罠カード《レベル・ソウル》は無効にさせてもらうぜ!』
『甘い! カウンター罠《ギャクタン》を発動し、《サイコ・ショックウェーブ》を無効にする!』
『何!? ってことは……』
闇属性・機械族などと銘打ってはいるが、罠カードを発動した時などという発動条件からして、明らかな《人造人間 サイコ・ショッカー》のためのカード。そうして特殊召喚されたサイコ・ショッカーは、《サイコ・ショックウェーブ》の発動条件となった相手の罠カードを無効とするが、それは万丈目のカウンター罠カード《ギャクタン》に阻まれた。さらにカウンター罠のために、流石の《真紅眼の鋼炎竜》もチェーンを組むことは出来ず、万丈目の墓地から竜の咆哮がいなないた。
『進化せよ! 《アームド・ドラゴンLV7》!』
『ぐ……だが前にテレビで見たがよ。ご自慢の効果破壊は、エクシーズ素材のある《真紅眼の鋼炎竜》には通用しないぜ!』
『確かに……このままではな!』
そうして特殊召喚された《アームド・ドラゴンLV7》だったが、正直に言ってしまえば戦況は厳しかった。攻撃力は《真紅眼の鋼炎竜》と同等の上に、対戦相手の指摘通りにエクシーズ素材がある鋼炎竜には効果が通用しない。それでも自信満々に万丈目はニヤリと笑うと、フィールドに半透明の《VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン》が浮かび上がる。
『《アームド・ドラゴンLV7》! 《VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン》! 特殊召喚に成功したこの二体を除外することで、このモンスターは合体融合召喚できる!』
「は!
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