―真紅の皇―
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》が墓地に送られた時、手札から昆虫族を特殊召喚できるがよ……オレの手札にはねぇな!』
『くっ……オレはモンスターとリバースカードをセットし、ターンを終了する……』
『オレのターン、ドロー! 《凡骨の意地》の効果で、通常モンスターを引く度にカードをドローするぜ!』
《寄生虫パラノイド》と《超進化の繭》のコンボによって、結局は万丈目のVWXYZによる攻撃は失敗してしまう。よって万丈目のフィールドには、まだ通常召喚していなかったことが幸いしたセットモンスターと、リバースカードが二枚。対して対戦相手のフィールドは、そのコンボによって特殊召喚された《インセクト女王》に《鉄の騎士 ギア・フリード》、永続魔法《凡骨の意地》となる。
『《キラー・ザ・クロー》……《格闘戦士アルティメーター》……《ランドスターの剣士》……よし、速攻魔法《手札断殺》を発動し、お互いに手札を二枚捨てて、二枚ドローする!』
『ありがたく捨てさせてもらおう』
『おうよ。さらに墓地の《超進化の繭》を除外して、昆虫族をデッキに戻すことで一枚ドロー。んで、儀式魔法《高等儀式術》を発動するぜ!』
そうして《手札断殺》で《凡骨の意地》で引いた通常モンスターをコストにしながら、お互いに手札交換を強いていくと、さらに《超進化の繭》でドローを加速していく。さらにメインフェイズに移行するや否や発動されたのは、デッキから通常モンスターを素材に発動される儀式魔法《高等儀式術》。
『デッキの通常モンスターをエサにして、浮上せよ、《要塞クジラ》! そんで女王様とオーバーレイ・ネットワークを構築ってやつだぜ!』
儀式召喚されたのは《要塞クジラ》。そのレベルはフィールドにいる《インセクト女王》と同じ。思いもよらぬことだったものの、二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築していく。
『ロード・オブ・ザ・レッド……まさか! 墓地から《ダメージ・ダイエット》を除外し、このターン受ける効果ダメージを半分にする!』
『エクシーズ召喚! 《真紅眼の鋼炎竜》!』
今まで出てきたモンスターや素材に統一性がまるでないだけあって、何がエクシーズ召喚されるのか戦々恐々としたものの。万丈目は何かに気づいたようで、あらかじめ墓地から、先の《手札断殺》で墓地に送っていたのであろう《ダメージ・ダイエット》を発動する。そうしてエクシーズ召喚されたのは、ロード・オブ・ザ・レッドという名の通りに、新たにエクシーズとしての力を得た《真紅眼の鋼炎竜》。とはいえその効果は純正レッドアイズがいなければ、完全には発揮できないものだったが……先に発動された《高等儀式術》のことが頭をよぎる。
『鋼炎竜はエクシーズ素材を墓地に送ることで、墓地からオレの魂のカードを召喚するぜ! 《真紅眼の
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