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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第百二十一話 ラインハルトは何を思うか
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ら、俺もエヴァも子供達も悲しむだけじゃ済まない、俺が撃った奴等を艦砲で消し去ってやる!

しかも、ヘルクスハイマー側と戦うシャフハウゼン子爵家の代理人が、俺とエヴァの不倶戴天の敵である、シェーンヴァルト男爵だったそうだ、つくづく、あの男は不幸を持ってくる許せない奴だ!

いかんいかん、思考がビッテンフェルトのように成ってしまう。更に心配なのは、皇帝陛下とご連絡が取れなくなり、近衛が叛乱を起こした可能性があるのだ。その為にテレーゼ様御自ら、宮城へ乗り込むために戦艦一隻をリッテンハイの荘園へ降下せよとの事だ、本来なら俺が行きたいところだが、ビッテンフェルトのやな予感を考えると、俺が降りるわけにも行かない。

ビッテンフェルトなら自ら降りると言うからこそ、俺に最初に話を振ってきたわけだな。

「ドロイゼン、卿が一隻率いて殿下をお守りせよ」
「御意」

ドロイゼンなら安心できる。さてビッテンフェルトにどう説明したら良いのだろうか。宥めるのに骨が折れるな。テレーゼ様、ご無事で何よりでございました。


帝国暦483年8月5日 午前10時25分

■オーディン上空 シュワルツ・ランツェンレイター分艦隊旗艦シュワルツ・ティーゲル フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト

ミッターマイヤーの所から、戦艦が一隻オーディンへ降下していった、なにやってるんだと思っていたが、ミッターマイヤーからの連絡が有った。

『ビッテンフェルト、落ち着いて聞いてくれ』
いやに神妙な顔だな。
「どうした?」

『殿下が、テレーゼ様が暗殺未遂に遭われた』
何だと!テレーゼ様が暗殺だと!”!!!
「テレーゼ様はご無事なのか!”!」

遮音力場がかかっていない、オイゲン達には聞こえたようで、慌て始めるのが判る。
『ご無事だ、オフレッサー閣下が身を挺して防いだそうだ』
良かったぜ、テレーゼ様は幸運をお持ちのようだ。オイゲン達も安堵したのか顔に喜色が見える。

「そうか、で犯人は?」
俺も少しは冷静さを見せないとな。
『ヘルクスハイマー伯の決闘代理人だそうだ』

「何だと!”!じゃあヘルクスハイマーがテレーゼ様を・・・・・・・・・許せん!”!許さんぞ!”!オイゲン!”!レーザー水爆をヘルクスハイマー伯爵邸へぶち込むめ!”!」
「提督、お止めください。オーディンにレーザー水爆など撃ったら、殿下にまで大変な事になります」

冷静なオイゲンが居ないと、俺は駄目だな、けどなヘルクスハイマーは俺が太陽に叩き込んでやる!!
『ビッテンフェルト、落ち着け。ヘルクスハイマーもリッテンハイムもテレーゼ様が収監した』
「そうか、それならば安心だ。しかし流石にテレーゼ様。我が主君だ」

『それだけでは無く、皇帝陛下とご連絡が取れず、更に近衛が勝
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