ペルソナ3
1844話
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筋肉を作るのに丁度いいとか何とか、誰かに聞いた覚えがある。
うどんも消化がよく、すぐにエネルギーになるらしいので、実は俺の作った釜玉うどんはスポーツ選手とかの身体を鍛えたい面子にとってはかなりいい料理なんじゃないか?
もっとも、本当の意味で栄養バランス云々となれば、絶対に色々と栄養的に足りないのとかが出てくるだろうが。
「喜んで貰えたようで何よりだ。……で? わざわざ俺をこうして誰もいない教室に連れてきたのは、何か話があったからなんだろう? まさか、釜玉うどんを食いたかっただけなんて事はないよな?」
「当然でしょ。そもそも、私だってしっかり自分の昼食は用意してあったんだから」
釜玉うどんを味わっていたゆかりだったが、俺の言葉で我に返ったのか、そう言葉を返してくる。
にしても本当に今更の話だが、こうして俺をここまで連れてきた……つまり、俺と2人きりで昼をすごしているというのは、ゆかりと俺の関係を疑っている者にとってはこれ以上ないネタなんじゃないのか?
……まぁ、ゆかりが俺をここに連れてきたんだから、その辺りについては当然考えているんだろうが。
「じゃあ、何でわざわざ? あれだけ休み時間は俺を生贄にして逃げまくってたってのに」
「それは……しょうがないじゃない。私は私で色々と忙しかったんだから」
「……まぁ、いいけどな」
「とにかく! 何でアクセルが私のクラスに転入してくるの? 私はてっきり1年になるのかと思ってたのに」
そう告げられたゆかりの言葉は、別に俺を騙しているとかそういうのでもなく、本気でそう思っているかのようだった。
「あれ? そうだったか? 前に言ったような気がするんだが」
「言ってないわよ。いえ、月光館学園に通う事になったってのは聞いたけど」
そうらしい。
もっとも、俺が月光館学園に通う以上、当然それは影時間とかに関係のあるものとなるのは当然の筈で、可能であれば桐条としても俺と共に行動しているゆかりのクラスに俺を放り込むのは当然だろう。
これで荒垣がしっかりと学校に来ているのであれば、もしかしたら3年の荒垣と同じクラスになっていたかもしれないが……残念ながら、荒垣は学校に通っていない。
自主退学したのか、それとも現在は休学しているだけなのか、その辺りは分からないが……ともあれ、学校に来ていない以上、俺を放り込む場所は当然のようにゆかりのクラスになるのは当然だった。
その辺りの説明を簡単にすると、ゆかりは渋々とだが納得する。
「ま、別にいいけどね。けど、大丈夫なの? アクセルって日本の高校には通ってなかったんでしょ? 授業内容についていけてる?」
「あー……まぁ、何となく」
これでも、一応俺が生まれた世界では士官学校を主席で卒業した身だ。
ある程
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