78、M78星雲からの使者?
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していく。
『僕の前に帰っておいでっ、あゆちゃんっ!』
悪魔の羽がある背中にも相沢祐一と書き込み、イザナギの所有物で刻印の巫女、この娘がイザナミだと宣言する。
『この子こそ僕の本当の嫁っ、冥界には送らせない巫女、月宮あゆだっ!』
稲光が光り、天孫降臨の儀式が成って、祐一の肉体と、あゆの肉体にも神と精霊が宿った。
祐一、天使の人形は全力であゆと結合し、体に残ったケガレを自分の妖力で捕食して浄化して行く。
殺戮の天使となるはずだったあゆは、穢れた翼を広げ、妖力と神力によって浄化され、赤黒く血に汚された肉体すら白く清く書き換えられ、悪魔の翼の先まで侵食されて白い翼に昇華した。
堕天使に堕ちる逆の儀式が行われ、地獄に落ちるような汚らしい肉体は、天に帰れるほどの体に浄化された。
その穢れは全て祐一、天使の人形の罪として請け負う。
『一瞬でも、ほんの少しの時間でも良いっ、天に帰る前に僕の前に蘇ってっ!』
精霊があゆを満たし、犠牲で生贄として捧げられた少女達からも、外にいる少年少女からも綺麗な部分だけを奪い取り、一瞬だけ心臓の鼓動が開始されて目が開いたが、あゆはすぐに眠りに落ちた。
『どうしてっ?! どうしてえっ!!』
泣き叫び、慟哭する天使の人形。今回もあゆの復活はならなかった。
「それで良いのよ、相沢君、あゆさんの肉体は浄化されたわ。多くのヒトの願いや祈りを受け止める器が出来たのよ」
まだ這い蹲っていた委員長が、下半身丸出しで股間ずぶ濡れのまま少し体を起こして言った。
事前に舞が何をするのかも知った上で、最後にこうするように助言した人物。
明日以降、誰かの願いであゆの体を満たし、奇跡を起こして人類を救う存在としてデビューさせ、他人が無償で提供してくれる祈りを一身に受ける存在として再誕させた。
「あゆさんはもう、お姉様達や栞さんみたいな穢がある死体じゃないのよ。いずれ天使として、人類を導くような存在になるの。高次元生命体が複数体に宿って、愚かな人類を指導する羊飼い、そんな娘が生まれたのよ」
『ああ、分かったよ…』
自分に対して忠実な委員長は、腹に一物持っているような魔女たちとは違い、「便利な女」になるのを約束している。
毎日でも使うように言ってくれた真琴(本物)と同じく、使いやすくて便利なセフレとして尽くしてくれて、肉便器にされて妊娠させられてから捨てられ、酷い人生を送るのを願っている変態。
子袋腹パン膝蹴り堕胎されそうになったり、人類以外の狐の子を六匹も産まされるのが幸せと言う人物なので真意は不明だが、佐祐理の妹としてペロペロされて、倉田の家で贅沢をして過ごすのも嫌っている人物なので、恋敵が復活するのは大ラッキーらしい。
あゆに複数の高次元生命体が宿るというのも天使の人形には理解できなかった
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