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翠碧色の虹
第十三幕:虹はいつまで見えている?
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七夏「はい☆」

七夏ちゃんのお料理も楽しみになってきているのか、早く民宿風水へと帰りたいと思うようになってきた。そんな中、あの言葉が頭を過ぎる−−−

『虹はいつまで見えている?』

不思議な「ふたつの虹」は、俺が見たいと思い続けている間、きっといつまでもその姿を見せてくれると思う。相手の事を気遣える七夏ちゃんは、そんな女の子なのだから・・・。

第十三幕 完

−−−−−−−−−−

第十三幕 おまけです!
ここまで、お読みくださった方へ、感謝を込めて・・・。

第十三幕 おまけ:七夏ちゃん、お部屋で水着の試着!?

七夏ちゃんと今日撮影した写真の事で少しお話しようと思い、俺は七夏ちゃんの部屋の扉の前に居る・・・。

時崎「七夏ちゃん!」
七夏「はーい☆ ちょっと待ってください!」
時崎「分かったよ」

俺は、しばらく待つと、扉の向こうから声がかかる」

七夏「柚樹さん! どうぞです☆」
時崎「お邪魔しま・・・おわっ!!!」
七夏「ひゃっ!!!」
時崎「な、七夏ちゃん!! ご、ごめんっ!!!」

俺は慌てて扉を閉めた。七夏ちゃんは、今日買った水着を着ていたみたいだが、これは・・・どういう事だ!? 慌てた俺が落ち着きを取り戻すよりも先に扉が再び開く。

七夏「ゆ、柚樹さん・・・」
時崎「な、七夏ちゃん! ・・・その・・・」
七夏「ごめんなさい。柚樹さんの大きな声に驚いちゃって・・・」
時崎「い、いや・・・こっちこそ・・・ごめんっ!」

七夏ちゃんをまともに見れない。

七夏「私、『どうぞ』って、言いましたから・・・謝らなくていいです」
時崎「な、七夏ちゃん!! ど、どおして、水着姿なの?」
七夏「えっと・・・ちゃんと確認しておきたいなって、思って・・・」

ちゃんと確認・・・そうか、試着時は、下着の上から着ていたからだと理解した。

七夏「お、おかしくないですか?」
時崎「え!?」

そう言われて、改めて七夏ちゃんを見てみると、ちゃんとした水着姿で、よく似合ってて、やっぱり、可愛いと思う。

時崎「よく似合ってて、可愛いと思うよ!」
七夏「良かった♪」
時崎「試着時にも同じ事を話したけど」
七夏「くすっ☆」
時崎「なんか、その・・・ごめん」
七夏「いえ・・・私、柚樹さんから呼ばれて、どおしようかなって、思ったんですけど、今着替えたばっかりで・・・その・・・また服に着替えると、柚樹さんを待たせる事になりそうだったから・・・あと、ちゃんと着たのも見てもらった方がいいかなって」
時崎「そ、そう・・・」

やはり、俺は動揺してしまう。そんな俺を気遣ってか、七夏ちゃんは、水着の上から浴衣を身に羽織った。ん? 最初からそうしてくれれば良かったので
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