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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
重頭脳級攻略
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部にぶっ刺した。
そして側面のスイッチを押すと、重頭脳級から半透明の液体がどんどんすいとられていく。
この液体―――ODLは、構成している分子ひとつひとつがマイクロチップのような記憶媒体となっており、主に重頭脳級から各BETAへの指令や、各BETAからの報告などのやり取りをしている記録が逐一記録されている事が、エレミア星系で鹵獲した頭脳級のODLから判明していた。
エレミア星系では、重頭脳級は全て完膚なきまでに破壊していたので、彼らの上位存在もしくは母星などの情報を得ることが出来なかった為、今回の遠征ではODLを入手する事も情報部の優先任務のひとつとなっていた。
まずは彼らの習性、目的、そして本拠地、一体どこから現れて来たのか、誰がどのような目的で方々へクソ迷惑なこいつらを放っているのか、徹底的に調べて報復攻撃を行い、これ以上の犠牲が発生するのを止めさせなければならないのだ。
巨大な注射器、4本ほどで吸い取った頃、やっと全身の体液が枯渇したのか、重頭脳級の反応が消失した――――活動停止したと思われる。

『よし、本作戦は今時を以て終了とする。ファリス大尉、HQおよびザカリスへ任務完了の報告と帰還する旨の連絡をしてください。』アントワープは相変わらずキリッとした表情で指令を飛ばす。
『では各隊全機、これより各母艦へ帰投!突入時と逆の陣形で退出します。残敵掃討しつつ進んでください。』連隊および情報部大隊は陣形を組み直し、速やかに退出に入る。
途中、外へ向かっていたBETAの集団にいくつか出会ったが、戦意は全くなくひたすら出口へ向けて移動していた。
連隊は命令通りそれらを掃討殲滅しながら出口を目指した。
ハイヴの出入り口を出ると、外は既に戦闘は終わっており、ビクスンとファーデット両連隊はほとんど
帰投した後だった。
一面BETAの死骸だらけ・・・・細菌やバクテリアの存在しない真空空間である月面では放っておくと乾燥だけして干からびた物体となって月面上に残り続けるだろうと思われる。
いずれは地球人類が再進出してきて基地なり都市なりを建設するのだろうが、その時彼らがこれを見て何と思うのだろう・・・・・。

帰投中、大隊のメンバー、特に地球人組は、初めてのBETAハイヴ攻略、しかもオリジナルハイヴを攻略したとあって、これ以上無いほどの高揚感と嬉しさで大はしゃぎだった。
途中、他のハイヴ攻略に向かったデュミナス軍のスクワイエル部隊とすれ違ったが、正直ちょっと恥ずかしかったな・・・・。
彼らのはしゃぎっぷりは帰艦後も続いていた・・・・・まぁ、今まで例外なく知人友人含めた相当数の仲間をBETAに殺された(喰われた)ような状況だろうし、そんな敵に対して一矢報いるどころか殲滅できたのだから、よっぽど嬉しかったのだろうな・・・・。
そんな中、オリ
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