ペルソナ3
1841話
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物だ。
擬似的な死を体験する為に、作りそのものは本物と寸分違わぬ代物となっている。
ただし、銃口は完全に塞がれているので、実際に武器として使うには鈍器として使うしかない。
まぁ、金属の塊である以上、鈍器としては十分な性能を持ってはいるのだが。
鈍器として使うのかどうかはともかく、召喚器として使う以上、自分の頭部に向けて撃てなければ意味がない。
銃口が塞がれている以上、自分に向かって撃てないなんて事はないと思うんだが……いや、何だかんだと怖がりなところもあるゆかりだ。そんな風になってもそこまでおかしくはないのか?
もっとも、それはあくまでもifの話でしかない。
少なくてもこの世界では、ゆかりはペルソナを召喚するのに戸惑ったりするような事はないのだから。
「そうか。じゃあ、もう少し戦っていくか。……ちなみにゆかりは、どんなシャドウが戦いやすい?」
「え? うーん、そうね。死甲蟲はちょっと戦いにくいわね。向こうの外殻が固くて、普通にやってるだけだと矢が通らないし」
「あー……だろうな」
カブトムシ型のシャドウの死甲蟲の場合、イオの魔法を使って倒すか、外殻の隙間……関節部分を狙って矢を射るなりしなければならない。
イオ最大の攻撃方法、突撃や押し潰しとかでも、死甲蟲を相手にしてはダメージを与えられるかどうかは……微妙なところだろう。
そう考えれば、やっぱり狂愛のクビドとかの方が戦いやすい相手ということか。
そんな事を考えながら、俺とゆかりはもう暫くタルタロスでシャドウ狩りを続けるのだった。
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