ペルソナ3
1841話
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瞬間、牛の頭蓋骨とタルタロスの壁に挟まれ、消滅する。
「……弓とか魔法より、イオの突撃の方が攻撃力が強いってのは……ちょっと意外だな」
「出来れば、もう少しスマートに倒したかったんだけど」
少し不満そうな表情を浮かべているゆかりだったが、俺から見ればあの突進も十分攻撃力の高い攻撃手段だと思う。
牛の頭蓋骨を使っているだけに、突進とかの攻撃方法と相性はいいのかもしれないな。
ただ、それをゆかりに言えば、間違いなく納得はしないだろうが。
「まぁ、それでも倒したんだからいいだろ。……にしても、回復魔法と自分の防御力を上げる魔法を持っているシャドウか」
ただ、防御力を上げてもイオの突撃は防ぎきれなかったみたいだが。
……うん、何だかイオって普通に敵に突撃している方が十分強力な攻撃だよな。
それこそ、下手にガルを使うよりも物理攻撃の方が強いし。
ガルを使えば魔力を消耗するけど、突撃なら魔力の消耗もない。
こうして考えれば、その大きさの関係もあって間違いなくイオは物理攻撃向きのペルソナだ。
「前に見た時は、そこまで強力なシャドウには思えなかったけど……いえ、こういうのは強力じゃなくて厄介な、と言うべきかしら?」
「だろうな」
狂愛のクビドは、特別に強いシャドウという訳ではない。
だが、しぶとさという一点においては、かなりの能力を持つ。
そう考えれば、ゆかりが言う厄介という表現は、これ以上ない程に似合っている。
「で、どうする? もう戻るか? それとももう少しここで戦っていくか?」
「……もう少し戦っておきたいんだけど、それでもいい? あの16階を封じているのがいつなくなるのかは分からないけど、あの封印がなくなって先に進んだ時、シャドウに敵わないなんて事にはなりたくないし」
決意を込めた顔でゆかりが頷く。
実際、ゆかりにとってタルタロスの攻略というのは、そこまで力を入れる必要はないと思う。
父親の真相を解明したいという気持ちがあるのであれば、それこそ桐条グループとの間で話を進めていけばいいのだから。
それをしない辺り、色々と自分に思うところがあるのだろう。
もっとも、原作が始まるまでに出来るだけゆかりの訓練をしておきたい俺としては、まだまだ足りないと思うんだが。
……そもそも、原作が始まった時のゆかりの強さがどれくらいなのかが分からないし、原作が始まった時に実は過去に死んだキャラとしてゆかりが出てこないとも限らないので、出来ればもっと鍛えたいところなんだが。
まさか、原作が始まった時、実はゆかりは全く戦闘とか経験をしておらず……召喚器を頭部に向かって撃とうとしても撃てないとか、そんな事はないよな?
召喚器は、いわば模型とかモデルガンとか、そんな感じの代
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