暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
7部 中学生編
4章 体育祭
体育祭午後3 リレー〜終了
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手放した。
俺が意識を回復すると白い部屋っていうか保健室で寝かされていた。
意識が飛んだらこれもうテンプレかと思うところだ!
少し顔を向けると皆がそこにいた。
高町一家もいたから

「士郎さんあれってもしかして」

「まさか体育祭で神速が見れるとは思わなかったよ」

「やっぱり、負けたくないと思ったら」

「綾ちゃん大丈夫なの」

「お母さん。ん〜っと多分疲労もあったからだと思うけれど」

「綾隠すのはやめなさい。」

「お父さん」

「何かしたんだね。高町さんはそれを知っている。違うか?」

「無意識なんだけどね。負けたくないのと、私と比べ続けて心を負った少女がいたから仇を取りたくてと思ったら作動しちゃったみたい。」

「みたいじゃありません」

「シャマル・・・」

「綾ちゃん言っておきます。あの技は封印してください。人が使うのはリスクが高すぎます」

「訓練すれば」

 俺は士郎さんの方を向きながら言ったけれど

「医者として反対するんです。いくら綾ちゃんが不思議な力を擁してもあれは手に余るものです」
 
 こわいシャマルが初めて怖い。
やっぱりお医者さんは怖いと思った。

「あ〜綾ちゃん医者の言うことは聞いといた方がいいぞ」

「恭也さんがそれを言いますか」

「言うだけはな」

 なのはが俺の手をずっとつかんでくれていたのが今気づいた。

「なのは」

「無理すすぎだよ」

「ずっと握ってくれてたんだ。」

「うん」

「ありがとう。」

 おどけて言って見せた

「先生、綾ちゃんは」

「今は大丈夫ですが、2、3日は安静にしてください」

「明日になれば・・・・ハイ安静にしてます」

「約束ですからね」

「了解、みんなもありがとう」

 俺は父親と恭也さんに肩を借りながら車の方に向かった。

 後日インタビューがありました。
火事場のバカ力じゃないかなと、外部の人がいないから言っちゃった。

「私と比べられてずっと悩んでいる子がいたから、
その子の努力を見ようとしずに私と比べられて心の底で泣いていたから
だから本気で走って負けたくないと思ったらあんな風になっちゃった。
いや〜人体ってこんな不思議な事があるなんてびっくりだよ。
誰とは言わないけれど、私の名を借りて人を貶めるな
自分の罪を数えなさい」

 リレーの結果当たり前だけど総合一位はいただいた。
少しだけ後味が悪かった体育祭だったかもしれないけれど、
思いっきりやるのは本当に気持ちがいい事だと改めて知った体育祭だった。



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