ただいま
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「えーと、ただいま?」
「おかえりなさい...じゃありません!いったい何があったんですか!?」
「えーと色々かな、長い夢を見てた」
「夢?」
「うん、別の世界の夢。けどそれも終わったし大丈夫だよ」
「なんかソウやわらかくなった?」
まぁ喋り方はやわらかくなったかな。向こうじゃ終始敬語だったし。今はいきなり起きたから検査して、それが終わり家族が迎えに来てくれてる
「ソウが眠ってから一ヶ月半も経ってるんだよ?」
「ほぇー、あっちの世界と同じだけ時間が経ってるのか」
みんな声を揃えてあっちの世界と言ったがなんでもないと言った。それにしても心配かけたな
体ごとむこうに行かなかっただけましか
俺が眠ってる間は何もなかったようだ。あったとしたらゼロが消えたくらい、でもゼロもこうして左腕についてるし大丈夫
「!それでは先生が来ましたのでお話に行ってきます」
「それじゃ俺もついてくよ。何かあったら言ってくれよ」
士郎さんとセラは病室を出ていく。リズはセラに引っ張られる形で連れていかれた
[ゼロさーん!会いたかったですよー!!]
「いだいいだい!?ルビーやめ、止めろ!」
[相手ならあとでしてやるから、今は総刃に時間を与えてやってくれ]
渋々離れるルビー、本当に懐かしいなこの感覚も、あ、美遊がいな
「総刃!」
「ぐぇ!?み、美遊!?」
あれ?こんな事する子だったっけ?美遊は俺に抱きついている
「よかった!目を覚ましたって本当だったんだ、私、私!」
「あー悪い悪い、心配かけた。」
「それじゃ私は魔力供給を」
「ダメー!」
「痛っ!なんで俺を叩くんだよ!」
「日常が戻りましたわね」
「えぇ、総刃がいない間ミユも大変だったし」
「遠坂にルヴィアじゃないか、二人も総刃のお見舞いに?」
「シェロ!」
「こいつ...えぇ、でもあの様子だと必要なさそうね。元気で大切な者に囲まれて幸せそうだもの」
「点滴外れるから!?」
「.....」
「ミユ....幸せ?」
「....幸せ」
「じゃ私ここ♪」
「...イリヤ...これは...その」
「...帰ったら覚えててね?」
「不幸だーー!」
検査も無事終わりもう1日だけ様子をみるとの事、あー病院食より家のご飯食べてぇ
「あ、そういや向こうでクロと似た声のやついたわ」
「そうなの?」
「案外同じ声の人いっぱいいるかもね」
それはそれで怖い
しかし世界は狭いようだ。この後の人生似た声の人間を多く見るとは思いもしなかっただろう
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