4回戦1日目 道化師
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の自分の中でずっと封印されていた。けど表に出る事が叶った」
「では」
「でも体を維持するのに魔力が必要だった。勿論魔力供給はしていた。でも魔力を使い過ぎた、その子は俺達とは気が合わないって言って最後には魔力供給を忘れるほど争った...そして最後に消えかかった」
「...かかったって事は消えなかったのですか?」
「うん、俺が魔力供給をしてなんとか命を繋ぎ止めた。その時その子はこう言った、「私は消えたくない!友達が欲しい、家族が欲しい!好きな人とずっと一緒にいたい!」ってな。本当は殺していい命も死んでいい命もないんだ。大切なのは感情」
そうだ、感情が全てを物語った話だった。
あの時のクロの涙は本物だった。普段泣くような子じゃない、弱い子じゃない。
それが流したのだ。涙を...
「...ですが私もその感情がありません」
「ないなら作ればいい、人なんだ。作れるはずだ。それにラニさんは好奇心というものを持ってたじゃないか。それは紛れもなく感情だ」
「...少し...考えさせてください」
「分かったよ」
「....」
凛さんもこれ以上言う事もないのか、それとも空気を読んだのか黙って保健室を出た。俺も後に続く
「貴方も相当ハードな人生おくってきたのね」
「えぇ、まぁ英霊と戦うのも今回が初めてではないので」
「ふーん、ま、その辺はラニと一緒に聞かせてもらうわ。それよりアリーナに行かなくていいの?」
「そうですね、行ってきます」
【アリーナ】
「うげ、目に悪い色だな」
「確かに趣味のいい色ではないな」
一面緑、気が狂いそうだ
とりあえず進んで行く
トリガートリガーっと
「お、あそこか」
暗号鍵を見つけて取りに行こうとすると
「アレ?何シテルノ?」
「っ!?」
殺気とは違う何かが襲う、この人...なんなんだ?
傍らには鎧を着たサーヴァントが
...誰でいく?ここはキャスターで長期戦でセラフの介入を試みるか?いや、まず戦うのも危ない。ならば敵の動向を探るか?
「...奇跡だ」
何が?
「奇跡だろう。奇跡である。
奇跡でなくてなんと口にすればいい!
そうであろう、我が宿敵よ!なんという運命、なんという試練なのか!」
何この奇跡の三段活用
「そう、この奇跡に至る我が半生を語るとするならば! 第一に我が生涯を捧げた伴侶には、初夜にして逃げられぇぇえ!」
「ウン初夜デ勢イ余ッテ殺シチャッタンダヨネ、キミ」
おいー!ランルーさんそれでいいのかー!?自分のサーヴァントの素性バラしてますよ!?
「我が魂を捧げた信仰には、斬首をもって酬
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