3回戦3日目 自我損失
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で...まるで何だ?何かを連想しようとしてたはずなのに分からない
「そろそろ名前も分からなくなってきた頃でしょ?」
「思い出せないでしょ?」
名前...くそ!最初は覚えてたのに!
「■■!名前だ!聞こえるか!」
「アーチャー...」
最初だけ聞こえなかった。まるで砂嵐のようにザザッと音がして
「はやく捕まえないと、次は身体も消えちゃうよ!」
「うふふ、捕まえられるかしら、お兄ちゃん!」
追いかけるが段々足が遅くなっていく、体に力が入らなくなっている
[■■!おい■■!しっかりしろ!]
腕のブレスレットが喋る...なんだっけ...
体が消えて行く...
「■■!消えるな!帰ると誓ったのではないのか!」
帰る?どこに?今更帰る場所なんて
ソ...
っ!?今何か聞こえて
...ウ
もっと耳を済ませていや!心を研ぎ澄まして!
ソウは優しいね、いつも私の言う事聞いてくれる。
この少女の名前は...イリ..ヤ...ソウ...イリヤがつけてくれたあだ名...そうだ、俺には帰る場所がある!イリヤの下に!
「フフ...ハハハ!」
「お兄ちゃんどうしちゃったの?」
「名前忘れて壊れちゃったのかな?」
「名前を忘れる...か...確かに厄介だが」
「■■!思い出したのか!?」
アーチャーの言ってる事が未だにうまく聞き取れない。だがこの胸に刻んである名前。
本当の親なんて知らないけど自分には家族がいる。セラ、リズ、アイリさん、切嗣さん、士郎さん、クロ、そして...イリヤ。大切な存在でもある、それは美遊もなのはもフェイトもアリシアもだ。みんながいる限り自分を忘れない...だって俺は
「衛宮総刃だ!」
パリンと結界が割れる、ネガだった視界は普通の視界に戻り体もしっかりとある
[戻って来たな!総刃!]
「あぁ、ゼロ、アーチャー、悪い心配かけた。でももうこの結界は効かない。俺は自分の事を呼んでくれる家族に友達がいる。それがいる限り永遠不滅だ!」
「嘘...」
「自力で解いちゃった...」
ありすが信じられないという顔をしている
「悪いが鬼ごっこはおしまいだ。行くぞ!アーチャー!」
「了解した!」
「っ!逃げるわよありす!」
「お兄ちゃん達恐い!」
走る、無論向こうも走って逃げている。時には魔力弾を放ってくる。それをゼロで斬り落とす
「なんでお兄ちゃん怒ってるの?」
「ありすがイタズラしたから?」
「確かに、あの固有結界にはイラッと来た。けどありすを攻めてるワケじゃない」
「じゃあ」
「はい、捕まえた」
「「え?」」
「鬼ごっこ
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