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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第12話 転生者、日常の一コマ
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いようだった。
多分、翠屋にでも行って新作を作ってるんだろう。……悠里って探究心が凄いし、そもそもいくらチート転生者って言っても、あそこまで凄いのはなかなかいないだろうな。
「ただいま、スパーダ」
「お帰り、マスター。夕食の準備がまだでね、先に宿題でもやっていたらどうだ?」
「お前はおかんか?……宿題ならもう終わってる。学校でやってきたからな」
「それはいい心掛けだ。なら、少し手伝ってくれるか?生憎、レンが買い物で居ないものでね」
「はいよ」
俺は部屋に戻ると、荷物を置いて着替えると、台所へ降りてスパーダを手伝う。
一応、俺も料理はするのだが、悠里やスパーダが食べると
「『なに』と表現したらいいかわからない味」
「料理のような許容し難き何か」
なんて、とても高い評価を(悪い意味で)受け取った。
てか、なぜクトゥルーみたいに言うわけ?
ちなみに、レンは
「カオスな味付けですね」
……ということらしい。
つまりマズいんだろ?
なんでそんな遠回しに言ってるつもりで、人の心を抉るかな?コイツら……
そんな事もありまして、俺は基本的に台所に立たせてもらえない。
まぁ、簡単な手伝いくらいはやらせてもらえるけどな。
「さて……あとはレンが戻れば終わりだが「戻りました」……本当にタイミングがいいな」
絶妙なタイミングで現れたレン。
初めはあまり口を聞いてくれなかったが、もう何年もすると普通に話せる。
……基本的には悠里が優先だけどな。
「マスターは、まだお帰りではないようですね」
「あぁ、恐らくは翠屋だろう。時間はもう間もなくだから、じきに戻るだろう」
「ならば、私は居間で待たせていただきます。今日はスパーダの当番ですから」
そう言ってレンは居間へと引っ込んだ。
レンってクールで何を考えてるかわからんけど、何をするにも悠里が優先だが、でもまぁ、なんやかんやで俺やスパーダの事も心配してくれるからな。
「ただいま……いや〜……あそこまで好評だとはな……」
「お帰りなさいませ、マスター」
レン早いな!?
今さっきまでそこに座ってたろ?
瞬間移動でも持ってんのか?
「あ、これみんなにおみやげな。新作の材料が余ったから、作ってきた」
そう言って差し出された箱の中には大福が4つ。
中身はずんだらしい。後で食べるとしよう。
「ありがとう悠里。すまんが、まだ夕食はできていないのでね、レンとテレビでも見て待っていてくれ」
「ん。……じゃあ、そうする」
スパーダに返事をすると、悠里は二階へと上がって行く。
今年で一緒に暮らして3年になるけど、この生活は悪
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