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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第12話 転生者、日常の一コマ
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いるよな」
「……誰が?」
「アンタよ、アンタ」
………(`・ω・´)?
「わたくし?」
「うん、おまえくし」
「……なんでさ?」
「いや悠里、翠屋の手伝いで厨房やって、家では野菜作って、機械も直すとか……」
「アンタって頑張るベクトルが違う方向に働くわよね……」
人を変人扱いすな!
「で…でも、悠里くんって成績いいからね」
「授業とかでも殆ど答えてたし……」
「そう!それよ!」
今度は突然アリサが大声を上げる。
「なんでアンタは殆ど授業聞いてないのに、私より成績はいつも上なのよ〜!」
「俺だって勉強くらいするわ。それに、別に勝負してる訳でもないし、順位とか興味ないって……」
「……それは未だにアンタに勝てないアタシへの当てつけかしら?」
いや、別にそうじゃないんだけど……
あぁ…面倒くさい。アリサって負けず嫌いだからな……
「次こそアンタをギャフンと言わせてやるわ!」
「………ぎゃふん」
「(カチッ)ふざけてるんじゃないわよ!!!」
怒り狂ったアリサは俺へ弁当袋を投擲してきたが、俺は体をずらして避ける。それで更にアリサの逆鱗に触れたのか、今度はストレートが飛んできて、それを回避することを繰り返す。
そして、それを眺める3人。
「……って、誰か止めろよ!」
「「「ゴメン、無理」」」
「一刀両断された!?」
「待ちなさい、悠里〜!!」
「そっとしておけ!」
結局、アリサとの鬼ごっこは数分に渡って続いたが、昼休み終了のチャイムにより救われた。
……終わってから暫く睨まれたけどな。
そんな事もあって、今は放課後。
今日はアリサとすずかは習い事、ハルは掃除当番らしいので、珍しく帰りはなのはと二人きりだ。
よく考えたら、なのはと二人きりってのは結構珍しいな。
「悠里くんはこれからどうするの?」
「そうだな……特に予定もないから、翠屋で手伝いにでも行こうかな。ちょうど、新作考えたし」
「新作できたの!?」
「うん。だから、なのはに試食して欲しいなって…」
「やる!悠里くんのケーキって美味しいから好き〜♪」
「あははは……じゃあよろしく」
「うん♪」
そのまま上機嫌ななのはと翠屋へ向かって歩き出した。
ちなみに作ったケーキは枝豆を使った、だだちゃ豆のロールケーキ。甘さは控えめだが、だだちゃの甘さが程よく中々好評だった。
桃子さんも気に入ったらしい。
陽翔side
「ただいま」
学校の掃除当番が終わり、1人で家に帰ると、まだ悠里は帰ってきていな
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