乙女たちの宴 〜閉幕〜
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「レヴィ? レヴィってあのレヴィだよね?」
「そのレヴィで合っとるで」
「えっと……なら大丈夫なんじゃないかな。確かに昔からショウくんに抱き着いたりしてたけど……でも恋愛のことは分かってなさそうだし」
「うん。ショウも抱き着かれたからといって押し倒したりする人でもないし……大丈夫のような気がするんだけど?」
「私もそう思っとった……けどこの前、特別な好きってどういう気持ちなのか聞いてきたんや」
特別な好き……つまりそれって
「も……もしかしてレヴィってショウのこと」
「好きやと思うで。……まあ今はまだ友達としてやろうけど。ただシュテルとかが今後のために異性意識を持たせようとしてるみたいやし、ショウくんに特別な想いを抱く可能性は十分にある」
「そ、そうなんだ……まあレヴィのことを考えると必要なことだとは思うけど」
「でも……」
「そうや。もしも特別な好きって意味を理解して、尚且つ今のまま行動出来るんやったら最強の恋敵になる。割とショウくんの家に泊まったりしてるらしいしな……借りシャツとか髪の毛乾かしてもらったりとかも」
え……。
た、確かに同じ職場で働くこともあるだろうし、夜遅くまで仕事してたら泊まっていくなんて流れになるのも分からなくはない。
でも……だけど、これだけは言える。
凄く羨ましいんだけど! 私なんてショウの家に行ったことは何度かあるけど、泊まったことはないし。ヴィヴィオは何度もお泊りしてるけど、それはヴィヴィオだから出来ることであって私じゃ無理だろうし。というか、借りシャツって……私だってショウの服とか着てみたいのに!
ううん、もうショウの服とかに顔をうずめて匂いを嗅ぎたい。ショウの匂い……私好きだし。ベッドとかに寝られたら色々と満喫できるというか、脳内がフィーバーする気がするけど。
それに髪の毛を乾かしてもらうって……私だってしてもらいたいよ。昔から髪の毛には気を遣ってるし、それはショウから褒めてもらえたから続けていることであって。まあそれがなくても少しでも綺麗に思われたいから気は遣うけど……。
「はやて……それ本当なの?」
「こんな嘘を吐いて私に何のメリットがあるんや? 本当のことやから言うとるし、今日この席を設けたんや」
「うぅ……正直フェイトちゃんやはやてちゃんと争うだけでも大変なのに。もう少しこのままでも大丈夫かなってもう思えないよ」
「だからこそ、私達は今後のことについて話し合わんといかんのや。どんな結果を迎えてもお互いが後悔せずにその結果を受け入れられるように……そんなわけで今日はとことん飲んで語り明かすで!」
さすかに朝まで飲むのは厳しい気がするけど……でもこれまで溜め込んでたこともあるし、それくらいの気持ちで話した方がいいかもしれない。
「う
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