0180話『長月と紅葉集めと焼き芋』
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ぱりどこかで芋っぽいっていう風評被害にあっているんじゃないかと……。
「ヘーイ、テートク! こっちもいろいろと持ってきましたネー」
そう言って戦艦組も色々と焼けそうなものを持ってきていた。
闇鍋じゃないんだぞという言葉がどこかに行ってしまいそうだな。
「みなさん。火事にだけは注意してくださいね?」
「わーかってるって、大淀さん」
深雪がそれで反応を返していた。
「しれー、楽しみですね!」
「おいもー、時津風も早く食べたいよー」
「もう少し待とうな」
続々と集まってくるので収拾がつくのか不安になってきたな。
まぁ気のせいだろうと思い込んでみんなでホイルにお芋やキノコにバターを添えて網で焼くスタイルなど色々とやりそうな雰囲気になってきたので少しだけど楽しみになって来ていた。
「おーい、提督。そろそろつけるぜ?」
「天龍ちゃん、気を付けてねー?」
「おう。任せろ龍田」
それで天龍が火をつけて一気に集めた葉っぱ全体に燃え移った。
そして燃えている葉っぱの近くで寒くなってきたのか暖炉代わりに当たっている子も何人かいる。
まぁ一気に寒くなったからな。
先週までまだ半袖でも平気だったんだけど一気に昨日から寒冷前線が入り込んできたからな。
場所が場所では耳を触りあっていたりしているから寒いんだろうな。
「そろそろみんなも冬服に衣替えの時期だな」
「そうだな司令官。これからもっと寒くなるからな」
「長月もなにか暖かい服装に着替えた方がいいな。普段のだったらもうこれからは寒さに耐えられないだろう……」
「そうでもない……と言いたいところだが確かにな。わかった、後で酒保で何か上着を購入するとするよ。海にだればより一層寒いはずだからな」
それで長月も寒いのか手をこすり合わせていた。
そうだな……。
「長月。それじゃ今日の贈り物は手袋でもするか?」
「ん? ああ、そうだったな。今日は私の進水日か」
それでようやく思い出したみたいな感じの長月は「そうだなー」と言った後に、
「それじゃ上着でも頼むとするか。いいよな、司令官」
「ああ。それじゃ今日は午後になったら酒保に行ってみるとしようか」
「ああ。楽しみだな」
そんな話をしていると長月に抱きつく感じで文月が「いいないいなー」と言っていた。
「文月ちゃん。今日は長月ちゃんの進水日だから譲ってあげなさい」
「はーい」
そう言う如月もどこか羨ましそうである。
うー……そんな顔をされると買ってあげたいじゃないか。
でもここで甘えさせたら他のみんなも集ってくるからここは我慢だぞ!
そんな感じで時間も経過していたのかいい感じに焼き芋とかが焼きあがっていたのでみんなで分け合って焼き芋を消化したのであった。
うん
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